小悪魔☆奮闘記
6
「ねぇ、いい加減にしてくれない?」
目の前のオタクにビンタする。
あー気持ちい←
生徒会が大事にしている白石を呼び出した。のこのこ1人でくるなんて、ばかだね。
僕と会長の親衛隊2人とあと後ろで待機してるゴツイの3人。
これからお仕置きタイムだぞ☆
「なんだよ!こんなとこに呼び出して!いきなり殴るなんて!!でも友達だから、謝ったら許してやるよ!」
「はぁ?!お前と高瀬様が友達なわけないだろ!身の程知らず!」
「お前なんかが高瀬様の横にたてると思うな!」
「つーか、1年なんだから敬語使えよ!」
親衛隊2人が騒ぐ。
うんうん、いいこ達だね。
この子達のためにも僕も参加するとしよう。
「お前、もう二度と生徒会の皆様…特に会長様に近づくなよ」
「なんでだよ!なんでそんなこと言うんだよ!!友達にそんな酷い事言うなんて、最低だ!やっぱり親衛隊は最低だ!!」
なにこのブス。
こんな可愛くない子にはお仕置きしなくちゃ。
「あ、そう。じゃあわからせるまでだね」
指をパチン、と鳴らして合図する。
空き教室の影からゴイツ僕の親衛隊が現れる。
「もーやっちゃって?」
上目遣いで首を傾げれば、ゴツイ3人組は顔を赤らめながらもやる気満々に宇宙人を囲む。
「てめぇ、俺たちのみーちゃんを困らせんじゃねぇよ!おらぁ!」
1人が殴り掛かった。
ヒョイっ
「あばばばっ!やめろよ!!」
バキッ
「「え?」」
オタクはゴツ男Aのパンチよけて、お返しに強烈なストレートをお見舞いした。ゴツA気絶。
使えないなぁ。
「てめ…っ!」
ゴツB、ゴツC殴りかかる。
オタクはそれも簡単によけて、2人の顔面向けてアッパーする。
「うぐ…っ!」
たった一発なのに、その一発でノックアウトされるゴツイ男達。
気づけば、親衛隊2人は逃げ出しており、教室には僕とオタク2人だけになった。
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