小悪魔☆奮闘記
7
会長と別れて教室に入ると結構な生徒がすでに登校していた。
挨拶してくる生徒をかわし、窓際の後ろから2番目の自分の席に座る。
あと少しでホームルーム始まるし、それまでぼーっとしてることにした。
最近心を乱されてばかりだったから、こんなのほほんと退屈な時間を過ごすのも悪くない。
なんて、
病んでるのかしら。
しばらくするとチャイムが鳴り、担任が入ってきて早々、
「お、今日は高瀬が居るなぁ」
とか言われて、
僕があまり授業に出ないサボり魔だと勘違いされても困るから、「僕も暇じゃないんでね」なんて柄にもなく返したりして。
なんとなく平和に1時間目を過ごした。
授業が終わり生徒会室に向かう途中、例の2人を見かけた。
もうわかるよね。
そう、白石と…晴彦。
イチャイチャしながら生徒会室の方に歩いて行った。
なんだろね。
ここまでくると、神様が僕に死ねって言ってるとしか思えない。
なんでこう頻繁に遭遇するのかな。
幸いこっちに気づいてない様子。
つか、2人の世界入っててまわり見えてない感じ?
クソが。
もういっそ早くくっついてしまえ。
そうすればこのイライラも
ズキズキも
全部なくなるのに。
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