小悪魔☆奮闘記
9
「じゃあ…僕はお邪魔みたいだから行くよ。またね…悠斗」
「……………」
「あ!またな!実!」
僕は一度も2人を見ずに教室を出た。
はあ、負けた。
いや負けてやったんだ!
だって、勝てっこないじゃん。
あいつは助けにきたヒーローみたいで、僕は完全に悪者。白と黒。まぁ中身は逆で僕が白だけど。
今頃、あいつが口説いてるだろうし。
落ちないワケがない。
だって僕のライバルだもん。
しかも白石はネコっぽいし…
ああ、でも舌入れてきやがったなあいつ。
びっくりしてちょっと感じてしまったじゃないか。
はあ、
晴彦いつもと違ったし、
何でか、一瞬だけど胸がツキン、としたし。
僕もなんか変。
なーんかめんどくさくなったなー。
このゲーム。
続けたくなくなってきた…。
なんてグルグル考えてたらいきなり腕を掴まれた。
「……晴彦…っ」
なんで、ここにいる
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