[携帯モード] [URL送信]

BLEACH短編
night star 剣八/甘
「何してんだ、名前」
「…あ、剣八」



night star



寒い夜空の下、屋根の上に寝転び空を見ている名前に問いかけた。

「風邪引くぞ。」
「今日ね、流星群が見えるんだって。」
人の話聞いてんのかこいつ…


ずっと空を見上げる名前。
その横顔がいつも以上に綺麗に見えた。
「…綺麗だな。」
「うん…」

“名前がな”と言おうとしたが照れくさくてやめた。

「…さぶっ」
「マフラーしかしてねぇからだろ」
俺は呆れてため息をついた。
子供かってんだ… 笑
俺は名前を後ろから抱きしめた。
「…暖かいか?」
「…うん。暖かい。」

俺の腕の中にすっぽりとはまって名前は言った。

「マフラーだけでよかった。」
「なんでだよ?」
「だって…剣八が抱きしめてくれるからっ///」

照れて顔を埋めてる名前がすごく愛しかった。

「…」
「…なによっ///」
「いや…可愛いこと言うじゃねぇか 笑」
「うっさいなぁっもぉっ///」
俺の腕を離そうとするが、お前の力じゃ無理に決まってんだろ?
「ほら、ちゃんと空見ろよ。」
「わかってるよっ!!」
少々不機嫌になっているが…まぁいぃか。 (笑

「あっ」
名前の声を聞いて空を見上げると…
「…流れ星…」
「あぁ…」
「綺麗だね…」
空からは何十個もの星が降り注ぐ。

「あ!!」
「ん?」
「早くお願いしなきゃ!!」今さら思い付いたかのように名前は言った。

「何お願いするんだ?」
「う〜んとねぇ〜…剣八には秘密っ」
少し頬を赤くして名前は言った。
そんな顔されたらいじめたくなっちまう。 (笑

「言えよ。」
「秘密なのっ!剣八は?」
「俺か?俺は…秘密だ 笑」
「えーなにそれぇー」
だだをこねている名前を見てなぜか心があったまる。

そんなの決まってんじゃねぇか。

「俺の願いは…」


お前と…






名前とずっと一緒にいられることだよ。



――――――END




あとがき↓

…剣八っぽくないですねぇ;
もう少しキュンとするような文章が書けるように努力します( p_q)

読んでくださった名前さんありがとうございました。
またお越しください。

[*前へ]

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!