おまけ
「旭。なんで俺にあんなことしたんだ？」
「あぁ、だから使い方を教えるためだって言ったろ？」
旭はキョトンとしたあと"あんなこと"を思い浮かんですぐ笑顔を浮かべた。
「俺じゃなくてもあんな風に教えるわけ？」
込み上げてくる得体の知らない感情に苛立ちが募る。
「なんだよ、ヤキモチ？」
「旭！！」
揶揄ような口調にさっきの告白も冗談で言ったんだと思えてくる。
思わず荒い言い方になった俺を旭は苦笑と共に視線を外した。
しばらくそうしたのち泳いでいた視線は俺に向けられ、
「………好き…だから、だよ。拓人のことが。じゃなきゃあんなことしねぇよ…わかれよな！」
真っ赤になって言う旭が何だかかわいくてかわいくてかわいくて………
っ！！やばい…抱きしめたい！！
相手が、同性だとか友人だとか大切なことがすっぽ抜けた俺の脳みそは性懲りもなくそんなことを考え始めた。
「俺も好きだ！旭！！」
end..
［*前へ］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
