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鬼畜王子2




「そー言えば、渋谷って俺の前で大胆な事してたよな?」
柚月は目の前に水谷がいるのも関わらず、鬼畜な笑みと言葉で俺を惑わす。

「大胆?」
気になって水谷にが柚月に問いかける。

柚月の奴っ…何を言うつもりなんだ!? 

「屋上で凄い格好してたよな渋谷?」
ククッと笑う柚月!

きっとそれは、初めて柚月に強制的にヤラされたあの事だッ―…!!

「は?凄い格好?」

「水谷君にも見せてあげれば良かったなぁ〜?」

クッ!

「……悪ぃ水谷。俺、今日用事があるんだ」
観念した渋谷が重たいため息をつき水谷に謝る。

「…分かった。また明日な!」
どうにか納得してくれた水谷には手を振って教室を出て行った。

た、助かった……

「帰して良かったのか?一緒に帰る約束してたんだろ?」

「うっ、うるさい!もういいんだよ」
水谷にわざと挑発して俺を引き止めやがって…!

「なら、勉強でも始めるか」
気付けば教室は俺達二人きりだった。

二人きりだなんて、いやな予感がする―…













「だから、どうしてそうなるんだっ!」

「知らねーよっ!言った通りに解いただけだ!」

勉強なんて久しぶりの俺にはかなり堪える…。
説明されても意味分かんねーし、やる気なんて無いし!

あぁ〜今頃アイツ等遊んでるんだろうなぁ…羨ましいぜ!


「俺が教えてる最中によそ見か?」
柚月がめっちゃ怖い顔で睨んでくる。
一応付き合ってんだから優しくしてくれてもいいんじゃねーか?

「今度は気を付けるから」
適当に返事をして教科書に目を戻す。


「……んっ!?」
自分の机で問題を解いてるいると横に座っていた柚月が椅子と一緒に俺に近づき肩と肩がぶつり、密着な形になってしまった。

「近すぎッ…!」
横を向けば直ぐ傍に柚月の顔がドアップで映り出される。

「気にするな」
そう言って柚月は胸の辺りをサワサワと触り始めた!

「なっ!勉強出来ないだろっ」

「大丈夫だ。バカなりに頑張ってみろ」
柚月は目線を教科書に向け『解け』と言って合図した。


「…むっ、無理ぃ…」

シャツ越しから柚月の指が俺の乳首を摘んだ。




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