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You color

「ロビンただいま!」
「おかえりなさい」


お風呂から上がって部屋に戻り、先に上がって本を読んでいるロビンを後ろから抱きしめた。
ロビンから漂うお揃いのシャンプーの匂いと布ごしの感触にどきどきする。

ロビンは本を横に置いて、あたしの頬を撫でてくれる。

幸せな気持ちになってロビンの頬にすりすりすると、くすぐったいわ、だって。
可愛いなぁもう!


「好き好き大好きー!」
「ふふ、そんなに言われると恥ずかしいわ」
「だって好きなんだもん」

ちゃんと口に出して言わなきゃ気が済まないのっ。
そうしなきゃ伝わらないでしょ?



「そう。じゃあ私は・・・」

その瞬間、首に回していた腕を引っ張られて。
ロビンの膝に向かい合わせに跨がる形になった。




「身体で教えてあげる」

耳元で息を吹きかけるように囁かれて。
腰がぬけて力が入らない。


「ぁっ・・・ろびんっ」
「ナミ」

名前を呼ばれ、唇が重なる。
柔らかいロビンの舌が、あたしの口内を侵していく。
もっとロビンが欲しくて彼女の首に腕を回して、夢中になって舌を絡める。


長い長い口づけ、満足したのか唇を離された。
何も考えられなくてぼーっしていたら、あたしの首にかかっていたタオルが取られて。

回していた両腕の手首を縛られた。


「ちょ、なにやって…」
「逃げられないように、と思って」

慌てるあたしとは裏腹に笑顔で言うロビン。
そんな事しなくてもあたしがあんたから逃げないの、知ってるくせに。



ロビンは一つ一つ器用にパジャマのボタンを外していく。
露わになった胸を両手で優しく揉んだ。
指先で突起を転がされると、体が震えて思わず声が上がる。

「ん…あぁ…ろ、びっ」
「ナミ、可愛い」
「も、ばか…ぁっ!」

首筋に舌をおわせ、きつく吸いつかれた。
そんなとこに付けたらばれるでしょーがっ!


胸ばかり弄られてると、だんだん熱が集中してくる下半身。
自然と膝を立てて、腰を浮かせる。
ここも触れて、と求めるみたいに。


ロビンはそれを見て「いい子ね」と微笑んだ。

指先でなぞるように、胸から下腹部へ滑らす。
ロビンが触れたトコロ全てが熱い。

下着ごとズボンを膝上までゆっくりと脱がされる。
見えてなくても、下着に糸が伸びるくらい濡れているのがわかって恥ずかしくなった。

真っ赤な顔を見られたくなくて、ロビンの肩に顔をうずめる。

ロビンの長い指が裂け目をなぞると、
くちゅくちゅといやらしい音が部屋中に響き渡る。


「こんなに濡れてる」
「やっ…いわ、ないでっ…」
「そんなに感じてたの?」
「だっ、て…あっ、ろびん、に…触れられてる、からぁ…」

ロビンが触れてると思うと、すごく嬉しくて。
すごく感じてしまう。
相手がロビンでしかわからないこの気持ち。


動いていた手がぴたっと止まった。
失った快感がもどかしくて、「ロビン?」と声をかける。

すると一気に二本の指があたしの中を突き上げる。
突然押し寄せる快感に耐えきれなくて、あたしは抑えるのも忘れ、声を上げた。
ぐちゅぐちゅと激しく動かされて何も考えられない。


「ひぁぁあ!やぁ、ろびっ!」
「そんな可愛い事言って…」
「あっ、あん、だ、め…激し、あぁっ!」
「何処まで私を落とせば気が済むのかしら」
「あぁん、んぁっ、いく…いっ、ちゃう、よぉ…!」
「いいわ、許してあげる」

指を三本に増やされ、ばらばらに動かされる。
肉芽を親指で刺激されながら、耳元に唇を寄せて「好きよ」とロビンは囁く。

言葉と同時にぎゅうとしがみついてあたしは果てた。






「痛い…」

縛られていたせいで、少し赤くなっている手首。

タオルといえど、あんだけ動けば赤くもなるよね。
さっきの行為を思い出して少し恥ずかしくなった。


「だってナミちゃん、あんなに動くんだもの」
「あれは、その…」
「そんなに気持ちよかった?」
「っ…!」

あああ…だからなんでそういう事をさぁ!
無性に恥ずかしくて俯いてたら、可愛いとか言いながら頭を撫でられた。
そんなコトされたら何も反論出来なくて。

まぁ、よかったのは事実だし、さ。


こうしてどんどん君に溺れていく。
でも嫌じゃないかも。

もっともっとあたしを君色に染めて。


あたしは君だけのあたしだから。



**********
裏作品二つ目です。
しばらく書かないと思ってたのにもうかいてるよこの人(笑)

縛りプレイっていいよねって話です。
目隠しと迷ったんですが、あえて。

受け視点で書くのは難しい事に気付きました。
表現力がないんですね。わかってます。
あぁ、文才がほしいですorz

2010.06.08



あきゅろす。
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