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もっともっと。

目が見えなければ、感じるしかない。
ねぇ、私を感じるでしょう?
もっと感じて。
もっと求めて。



ベッドに組み敷いている彼女の体は少しだけ震えている。
その姿ですら欲情してしまう。

狂ってる?
いいえ、ただ貴女に夢中なだけよ。

どうしてこうなったか、だなんて野蛮な事を聞かないで。。
貴女を抱きたかった。
ただそれだけ。
他に理由なんていらないの。


「ロビン…」

小さく私の名を呼ぶ彼女が愛おしくて、桃色の唇に噛みつくようにキスをする。

最初は触れるだけキスも、除々に深いものへと変わっていく。
熱い舌を絡ませ、上顎をなぞるとビクッと体を震わせた。

唇を離して彼女の顔を見るとなんともいやらしい顔をしていて。


「いいわ、その表情」
「…っ、ばか」
「ふふっ」

ふいっとそっぽ向く彼女の白い首筋をゆっくりと舐め上げると小さく声を上げた。
耳まで舌を滑らして、舌先を尖らせ中に差し込んだり舐めてあげたりする。

「ひゃ…ぁ…んんっ」

そのまま耳を弄りながら、手を彼女の背中に回してブラのホックを外す。
服と一緒に上へ押し上げると、大きくて形のいい胸が露わになる。

唇を離して胸をまじまじと見た。

何度見ても飽きない彼女の体は、更に私の理性を壊していく。
壊れた私の頭で一つのいたづらを思いついた。


「ちょっと待っててね」
「ふぇ?ろび、ん?」

私はいったん彼女から離れて、クローゼットの方に向かう。
そこからネクタイを一つ取り出して、彼女の元へ戻る。

「ナミ、少しだけ頭を浮かせて」
「な、にするの?」
「ヒミツ」

彼女は戸惑いつつも少し頭を浮かせる。
私は持ってきたネクタイで彼女の視界を奪った。
取れない様にほんの少しだけ強めに縛る。

「ろ、ろびんっ!」
「たまにはこういうのもいいんじゃないかしら」
「ろび、見えないっ」
「大丈夫、私はここにいるわ」

私を掴もうと彷徨わせている彼女の手を握り、するっと指を絡める。
不安そうな顔も可愛いわ。

そのまま彼女に軽くキスをして、空いている手で胸を優しく揉む。
指の腹で胸の突起を弄ってあげると、甘い声で喘ぐ。

「あっ、あん、だ、めぇ…」
「いつもより声が大きいわね。見えないだけでそんなに感じるの?」
「やっ、ちが…んんっ!」
「やらしい子ね…」


手の甲を口に当てて、必死に声を抑えようとする彼女。
もっと声が聞きたいのに。

それなら我慢できないくらい、気持ちよくさせてあげる。


胸を弄るのをやめて下腹部へ滑らす。
スカートの中に手を入れて下着を脱がせ、割れ目に指を差し込んだ。
彼女のそこは想像以上に濡れていて、笑みが零れる。

「すごい濡れてる」
「んっ、いわ、ないで…っ!」
「可愛い」

指を二本中に入れ、ゆっくり前後に動かす。
敏感なトコロを避けているのに、視界を奪われているだけでかなり感じている彼女。

それでも声は抑えてるから、避けていたイイトコロに触れると、
抑えきれなくなったのか手を口から離して私の背中にしがみつく。

「あっ、だめ、だ、め、あぁあ!」
「ナミの中、すごく熱い…」
「ひぁあ!あっ、あん、そ、こぉ…!」
「ここが、気持ちいいの?」
「んっ、ああ、あっ、きもち…すご、く…ぁあ!」

激しく深く、何度も突いてあげると、回された手が爪を立てた。
背中に感じる痛みすら、快感を覚えてしまう。

あぁ、気持ちいい。


「あっ、ろ、びん、す、きぃ…ああっ!」
「私も好きよ…」
「ああ、あっ、あん、んあっ!」
「大好き…」
「ひぁあ!、も、もう、だめ、ああああ!」


ぶるっと体を震わせて、びくんと彼女は果てた。



ぐったりと横たわる彼女からネクタイを外してあげる。
目隠ししててわからなかったけど、ネクタイは涙でしっとり濡れていた。

絡めていた手を離してそっと頭を撫でる。

「っ…はぁ、もう、ばか…」
「ふふ、ごめんなさい」
「もう、目隠しはやだ」
「あら、どうして?」
「…あんたの顔が見れないのは、いやだから」

眉を顰めて少し照れながら言う彼女。
その顔、誘っているのかしら?
まったくこの子は…。

また我慢できなくなっちゃったじゃない。





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前に目隠しも見たいと言ってくださった方がいらっしゃったので書いてみました。
遅くなってしまって申し訳ありませんorz
ただの変態になってしまいました(笑)
SなんだかMなんだかよくわからないですね。←


2010.06.25




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