澪の詩
痛み
人はいつから痛みを訴えなくなったのだろうか…
人が痛みを訴えても手を差し延べる者が少なくなったから?
ただ医者免許を持ってるだけで技術が無い者が増えたから?
それとも…
理由は人それぞれ
痛みの種類も人それぞれ
心の痛み
身体の痛み
そして、偽りの痛み
私は考える
偽りの痛みを訴え、周りの者に気遣って貰おうと思う者が増えたのが本当の原因ではないのだろうかと
それ故本来の痛みを伴っている者の痛みを偽りと思い何もしなくなったのだろうと
そしてそれに慣れてしまった我々人間が出来てしまった
昔の徳があった時代の人は言う…
゙痛みは耐えるのではなく、訴えるものだど
この言葉は素晴らしいと思う半面これが無かったらこの様な偽りに染まった世界は出来なかったのではないかと
今もどこかで痛みを訴えている者がいる
あなたならその者に慈悲を与えるだろうか
それとも孤独を与えるのだろうか
私にはわからない
だが私にしかわからない事もある
それはあなたにもあること
手を差し延べるのは恥ずかしい事ではない
それによって救われる者もいるのだから
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