[通常モード] [URL送信]

幻想郷の歴史
澪探し-文side-
慧音と紫から言われ上空から澪を探すことになった文、もうかれこれ1時間程飛び回っているのだが中々見つからない

文:やっぱり上空から見つけるのは無理があったみたいですね

1時間飛び回った為一度諦めて今は一度妖怪の山に戻り、どう探すべきか迷っていた

ちなみに幻想郷を5周はした

?:文様〜

休憩中に外から元気な声が聞こえてきた

その正体は馬鹿犬天狗もとい馬鹿狼天狗の犬走椛だった

文:何か用なの椛?

椛:文様、紫さんに連れられてから1時間も帰って来ないから心配したんですよ

そういえばこの子は紫が来たときに居たような気がした

文:こうやって帰ってきたから良いでしょ、まだ私はやらなきゃならない事があるから直ぐに出るけど

椛:今日も取材ですか?

当然椛は毎日行っている取材だと思っているようだ

文:今回は違うんだよ、慧音の所にいる澪が居なくなったから探してるんだよ

椛にそんな事を言いながらふと文は考える

確かこの子には千里眼があったような気がしたのだ

文:ねぇ、前に信仰を集めようとした神様がいたのは覚えてる?

椛:はい、覚えてますよ

文:確かその時霊夢が来たのをいち早く椛は気付いたのよね?

その質問に椛は頷く

文:ならその時の様に澪を見つけられない?

宴会の時に会っているから匂いやら顔やらは覚えていたはずなので、聞いてみる

椛:大丈夫だと思いますよ

文:じゃあ協力しなさい

その言葉に椛は元気よく返事をした

文:それで、どこら辺から匂いがするか分かる?

椛:あまり妖怪の山から出ないので場所の特定は出来ないのですが、あっちの方から微かに匂いがします

そして椛が匂いのするところを指したのは一番遠くだと紅魔館、一番近くて慧音の家だった

文:よし、それなら匂いを辿って紅魔館へ行きましょう

文の勘ではまず澪は家にはいないと思いそのまま紅魔館を目指すことにした

椛:紅魔館ってあの怖い吸血鬼がいる所ですよね…

紅魔館へ行くと聞いて微妙に震えだしていた

ここ最近は夜になると月が紅くなる為確かに危険な場所とはいえる

文:大丈夫よ、まだ夜じゃないから今すぐに行けば間に合うよ

未だ不安な顔をしている椛を無理矢理連れ出し紅魔館への道を飛んでいった

嫌な予感がしながらも椛の速度にあわせて

[過去の歴史へ][新たな歴史へ]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!