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幻想郷の歴史
その頃の天子とその後の寺子屋
天子:何処よ此処は…

迷いながら一人ごちる

地上に降りて来たものの上から見るとは違い地上は入り組んでいて、案の定迷ってしまった

天子:これじゃあ日が沈んでしまう

迷い過ぎた為か既に烏が鳴き始める程の時間になってしまった

?:〜〜〜〜♪♪♪

そんな時何処からともなく歌声が聞こえた

その歌声がする方に進んで行くと誰かが木の上にいた

天子:こんばんは

?:こんばんは〜♪

天子:え〜と、貴女は確か…

?:ミスティア・ローレライだよ♪

天子:そうそう、ミスティア

ミスティア:みすち〜で良いよ♪

天子:分かったわ

みすち〜を見て少し美味しそうね等と思ってしまった

ミスティア:こんな時間に天子ちゃんはどうしたの?

そう聞かれはしたが、迷った等とは言えず黙ってしまう

ミスティア:もしかして迷った?

そう思っている間にみすち〜に核心を突かれてしまった

ミスティア:ねぇ…迷ったの?

天子:えぇ、そうよ…迷ったわよ、悪い?

少し逆ギレしながら答えた

ミスティア:この森は迷い易いから仕方ないよ♪

天子:〜〜〜っ////

諭されてしまい逆ギレした事を恥ずかしく思えてしまった

みすち〜:でも天子ちゃんなら一旦上に戻れば良いんじゃ無いの?

天子:…………あ

そう、天子は元々天人なのだから天界に戻れば良いのに全くその事に気付かなかった

天子:ありがとうみすち〜、すっかりその事を忘れてたよ

天子:明日こそは絶対に行くんだから

そういうと天子は天界に戻っていった

ミスティア:天人でも迷うんだね♪

実は朝からずっとみすち〜はこの森にいたので天子が迷っていたのをずっと見ていたのだ

要するに、迷っている天子を見て楽しんでいたのだ

ミスティア:天子ちゃんってばあんなにボロボロになって

少し楽しそうに言いながらみすち〜もその場を後にした



一方その頃、澪達は

澪:来ないな

慧音:あぁ、来ないな

紫:来ないわね〜どっかで迷子になったのかしら

紫に会ってから半日以上経っても天子が現れない為退屈していた

紫:この分だと今日はきそうに無いわね、私は帰るわ〜眠いもの

慧音:そうだな、そうしよう

紫はまた何もない空間に隙間を作り帰って行き、澪と慧音は来るかわからない天子をほっておいて床についた

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あきゅろす。
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