no title
fanfare



星を探す、春の宵の口


(まだまだこれからだ、と笑ってみせる)




まだまだ新しい靴は歩き慣れないし、まだまだカチカチの新しい服も、まるで身動きを許さないみたいに心を固く結び付ける
それでも今日は終わる
家に帰って、大好きな人と一緒に食卓につくのだ
足元に視線を縛り付けるようないたたまれなさも、投げ出したくなる愛想笑いも、全部片付けて、自分に帰る道を辿る

今日の失敗も、いつかは過ぎた思い出に変わるのだから
今のこの気持ちも、いつかは過ぎてしまうのだから
だったら無理しなくても、自分は自分でいればいいよ


まだまだ歩き慣れない道にも桜が咲いて、雪のように舞う
この桜に緑がついて、夏が来て、そうやって少しづつ変わって行けるから、まだまだこれからだ
一息ついて、笑ってみせる





まだもっと行ける、願いの向こうへ






はじめては誰だって失敗するけどさ、次は間違わなければいいだけの話さ
君には前に進める勇気があるよ
毎日は淡々と過ぎてるわけじゃない
君すら気づかない君の勇気が集まって、毎日が形作られてるんだよ
だからその潜在する小さな勇気を、まっすぐ前を見て歩く足を止めないで
のびしろはいっぱいいっぱいあるよ
毎日たくさん学んで、いつか大きな花になるといいな




20110414-20110418
song by トビラ

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あきゅろす。
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