高校生自由主義
ハイテンション・ボーイズ



「ひろ」
「なーに」
「寝るならめがねとれー」
「んー寝ねぇ」




だらだらなんだけど、こいつら



窓辺のひだまりを占領して昼飯をたべて、5限目まであと15分


あそーたちとトランプ中、ひろはうたた寝
で、両手にトランプ(左手ひろの)




「…薬中パンクロッカー、永遠なれ」
「は?どしたのあそーくん」
「て書いてあんだけど」
「ってこれしゅんだな」
「あー、だろーね」
「しかもマジック」
「しかもむだに字うまい」
「書道室に書けばいいのに」
「音楽室じゃない?」
「あー、どっちだ?」


あそーが机のふちっこに書かれた字を見っけた

犯人は音楽バカでむだに達筆な彼しかいないのだが

なぜ、ひろの机に?



「あー、しゅん。なんでひろの机に書いたの」
「シドへの愛ゆえだよ」
「ひろの机なんだからひろへの愛をしたためなさい」
「むりです」






バカな高校生、

一緒に哲学しませんか?




そんな貼り紙も剥がせるくらい、今ならハイテンション・ボーイズ



――――
なんだこれ
いままであったやつをくっつけてみた
ら、
こうなったよ



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