高校生自由主義
思い出




「さっむー」
「ブレザー着なさいな」
「「「じゃーんけーんぽんっ」」」
「よっし!」
「持ってきてないー」
「お前真冬でも短パンの小学生みたい」



下校時間のチャイムが鳴る



「影なげー」
「ちーよーこーれーいーとぅっ」
「ちよこってだれよ!」
「いとおかしす」



秋の夕日が影を伸ばす廊下で、グリコしながら教室からげた箱への道をたどる



「あー!現社のノート出すの忘れた」
「ざんねーんでーす」
「明日でいいよ。あの先生すぐ帰るし」
「「「じゃーんけーんぽんっ」」」
「ぐーりーこーおっ」
「あ、ひろ一歩ずるしたー」
「お前ら早すぎるもん」
「ひろじゃんけん弱すぎる」
「今日は不調なんです」



秋になってもあいかわらず暇であるかのように過ごしつつ、少しずつ受験を意識しはじめながら、結局グリコは続く



「「「じゃーんけーんぽんっ」」」
「ちーよーこーれーいーとっ」





ーーー
高3のときガチでやってた(笑)
廊下の端から端までが目標だったけど、廊下の真ん中らへんの教室で補習やってて断念。


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あきゅろす。
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