高校生自由主義
SOUND of SUMMER


じりじりじりじりヒートアイランド現象コンクリートジャングルそんな都会のオアシス、高校生の味方。コンビニ。



「なに言ってんの、しゅん」
「神聖な場所なんだよ」



バカみたいな暑さから逃れるために補習サボってコンビニに避難。まさに避暑地。アイスのケースをのぞきこむ。



「あー…夏休みじゃねーやい、こんなの」
「補習ばっかりだなあ」
「はるかに言ったら「どうやって高校入ったの」って言われたー」
「推薦でだよーて」
「ひろ推薦だったの?」
「そーだけど」
「頭よかったの?」
「失礼な。今もいいやい」


ガリガリ君しか買えないやって財布と相談。残念な高校生のお財布事情


あーでもコンビニって涼しい


「まーアイス買って帰りますか」
「そうだね。戦わなきゃ戦士とは言いませんからね」
「ひとりRPGみたいなね」
「ゲームやらない」
「そうか」
「はるかたちのも買ってこうか」
「俺70円しかない」
「じゃあナシ」




ウィーン
ありがとうございましたー
ウィーン
いらっしゃいませー





「俺やっぱここに住む」
「やめなさい。レジのお兄さんが苦笑いしてるから」
「…行こうか」




ウィーン
ありがとうございましたー



ミンミンミンミーンミンミンミンミンジジジ


「うるさいセミのばかっ」
「ゴミ箱にくっついてる」
「うわ」




馬肥ゆる、ちがう
まあなんていうか、暑中お見舞い申し上げます



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暑いっすね

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あきゅろす。
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