高校生自由主義
振り向けば



「えー?!」
「しゅん2組?」
「うん」
「俺もー」



桜が咲き誇る4月吉日

俺たちは無事3年に進級
入れなれた下駄箱とも今日でおわかれ

そんな昇降口は、生徒生徒生徒、また生徒でごったがえしで、誰かに足踏まれながらクラスわけの紙見に行ったら、女子はうるさいし小池は叫んでるし字はちっこいし、しゅんはギターじゃまだし


そんなかんじで俺らもついにそんな年になったわけか



「ひろ何組?」
「2」
「一緒じゃん」
「お、まじ?」
「あぁ、シンジとしゅんもだって」
「代わり映えのない」
「小池だけ5組だって」
「5って理系じゃん」
「小池理系か?」



廊下歩いてたら、焼き肉屋が闊歩してきて笑えた

あそーも同じクラスみたい
じゃ、しゅんとあそーとシンジと一緒か、代わり映えのない。みんな同じように頭悪いってことか?

なんであれお気楽なクラスなんだろうなぁ、文2



「おはよ」
「あーはよ」
「ひろ今日早いじゃん」
「母さん今日から仕事でうるさかったから」
「お、こんどはどこ?」
「…本州」
「適当だなあ」



春の日差しがぽかぽかの窓際の席に勝手に座って寝る体制に入る


「あ、そいえばはるかは?」
「まだ来てないからわかんない」
女子どかないから見えないし、
はるか頭いいから特進とかだったりすんのか



「…あ」
騒がしい教室の中で、そのつぶやきはすぐに消えたけど
俺のデコとこんにちはした机には、多分こないだの3年が残してった字が掘ってある


    2008.3.1 卒業
なおぽん、えみぽん、くーぽん
     青春万歳!!


…くーぽんて、
なんてお得な名前なんでしょ


「あ、はるか」
「盛りこぎ」
「やばい必死すぎて笑える」
「真剣な子を笑っちゃいけません」
「あー、なんかはるかも同じクラスな気がするわ」
「うん、するわ」
「特進に茶髪でチャリあんな盛りこぎするほど遅刻するやついないわ、つかいらないわ」



はるかが息切れしながらこの教室に入ってくるに500円



++++
手直ししてアップ
時期ずれまくりでした


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あきゅろす。
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