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「お、れ……はっ、鷹哉まで……、花月が好きなんだって思ってっ」
「うん」
「でも違くて……っ」
「うん。で?」
先を促す。
「ほっとしてっ! でも鷹哉が俺んトコ好きだって……俺をからかってるだけだって……信じられなくてっ」
「だからホントだってば」
「でも……っ!」
その目はいつにも増して、綺麗で。
「いつだってみんな俺より花月花月って! みんな葉(俺)より花がいいに決まってるんだ……っ!」
胸にしがみ付いて泣きじゃくる葉月を、愛おしいと思う。
「俺は、花月よりお前が好き。花月だって俺よりお前が好きだって言うぞ? まぁ兄貴は花月って言うかもしんねぇけどさ」
葉月の頭を撫でる。
あやすように。
「俺は、お前が好き。花とか葉っぱとか関係なく、葉月が好き。お前は……?」
またぼろぼろ泣きだして、その涙を拭ってやる。
「お、れ……俺も……っ」
葉月が顔を上げて、少しだけ笑う。
「好き……」
今までで一番可愛い笑顔だった。
ずっきゅん来ちゃった俺は思わず葉月に唇を重ねる。
優しく、触れるだけの。
「……そういや、すんの初めてだっけ」
たったそれだけだけど、葉月の初ちゅー。
今までは、やっぱ好きな人とやりたいんだろうなぁって変なところで遠慮してて。
しかも、したらしたで殴られそうな感じだったし。
怒る葉月も可愛いんだけど、殴られる趣味はないんでね。
「うん……。初めて。花月とかにほっぺちゅーはされたことあるけど」
口に手を当てて赤くなってる葉月も可愛い。
「じゃ、初めてついでにもっとしていいか?」
また、赤くなっちゃって。
「う、うん……」
恐る恐る瞼を閉じる葉月に、ちゅっと軽い音をたてて口付けた。
今度はちょっと長く。
角度を変えてまた。
何度も何度もしてるうちに、どんどん激しくなっちゃって。
葉月の舌を絡め取り、吸う。
「んぅ……っ」
口の中をなぞりまわったりしただけで、腕の中の葉月はびくびくして立っていられない様で。
「ベッド行く?」
からかい半分で言ったのに、葉月はじっと見つめてきて。
とろん、とした目で見られたら、そりゃベッドインしかないでしょう!
俺のムスコも準備万端っぽいし。
「えっ!? うわっ!」
葉月をお姫様抱っこしてベッドへ向かう。
さすがにこれには葉月も虚ろから引き戻されたらしくて、あたふたする。
「鷹哉……」
首に手を回して縋る葉月を、一刻も早く全身で感じたい。
ただの変態親父みたいだけどな。
葉月をベッドに降ろすと、頬に額にキスを散らす。
「いいか?」
何の事を聞かれているのかわかっているらしく、葉月は小さく頷く。
「……うん」
可愛い。目の前にいる葉月が可愛い。
「可愛いな葉月は」
優しく、口付ける。
「鷹哉。好き」
俺の首を引き寄せて、葉月からもしてきてくれる。
「大好き」
葉月は俺が好きだって言ったの信じられないって泣いたけど、葉月が俺のトコ好きでいてくれてることのほうが信じられない。
「あんま煽るなよ」
葉月の耳をぺろっと舐める。
びくびくする葉月が可愛くて、息を吹き掛ける。
「ん……っ」
葉月が、俺のことを好きだって言ってくれたのが嬉しくて。
「んん〜、ん、ふぅ……」
舌を絡ませれば、葉月の口から吐息が漏れる。
胸に手を這わせば、ぴくっと反応する。
「んっ」
葉月の、すべてが可愛い。
スカートの裾から手をすすすっと滑らしていく。
内腿を通って、乳首に辿り着くと直に触れる。
「や……っ」
身を捩る姿も可愛い。
「やなの?」
聞きつつも引っ掻いたりつまんだりする。
「……や……じゃ、ない」
いつもならやだやだ言うだろう葉月だけど、今日はかなり素直。
今度は葉月のを弄りながら、後ろを指で擽る。
「ふ……うぅ、ん」
「声聞かせろって」
指を噛んで声を押さえる葉月も可愛いけど、今は葉月の可愛い声が聞きたい。
「でも……」
恥ずかしい、と顔を覆う手を剥がして、目をあわさせる。
「俺は葉月の可愛い声が聞きたいの。声出るってことは感じてんだろ? 葉月が感じてくれれば俺は嬉しい」
「鷹哉……」
葉月はのろのろと起き上がると、鷹哉にキスをせがむ。
深いキスをしてやれば、怖ず怖ずと応えてくれた。
何を思ったのか、葉月は俺のズボンの前を開ける。
「葉月……?」
「その……口で、す、するから……」
真っ赤になりながらも手は休めず、俺のアレを出して、ちろっと舐めはじめた。
子猫の様に舐めあげる葉月の頭を撫でる。
自分からしてくれるのは初めてだ。
「俺だって……鷹哉が感じてくれると嬉しん、だぞ」
頭をもたげはじめたモノの筋をなぞりながら、つたなく言う。
「んふぅ、んん……」
今度は頬張って口腔すべてで愛撫してきた。
腰を揺らしはじめた葉月のスカートを捲って尻を撫でる。
「一週間ぶりだからな。久々だろ?」
「んん〜っ」
触るな、とでも言っているんだろうか。
でも今日の葉月はすっごく正直で可愛いから、もっと可愛いことを言ってるのかも。
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