Dre
庭球＊ブン太夢 ほのぼの
今日も冬らしい寒さで、私はコート・マフラー・手袋の三種の神器を身につけて登校していた。
もう少しで暖かい校内に入れる…というところで背中に抱き着かれた。
誰？と後ろを振り向くと幼なじみのブンちゃんが悪戯が成功した子供のように笑って、おはよっ！と元気に挨拶してきた。
その笑顔につられて私も笑っておはよう！と挨拶した。
今日も幸村に扱かれた、なんて愚痴をこぼすブンちゃんにお疲れ様、と鞄の中からお菓子を出して渡す。するとブンちゃんはサンキュー！とさっきの疲れた表情を笑顔に変えてお菓子を食べ始めた。
その後もたわいない話をしながら教室まで歩く。ブンちゃんとはクラスがちがうから教室の前でお別れ。また放課後ねと手を振って私は自分の教室に入った。
これが私の日常。
(…いつまでも続くといいな)
ＥＮＤ
［*前へ］
[戻る]
[小説ﾅﾋﾞ|小説大賞]
無料HPエムペ！
携帯モード]
[
URL送信]
