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直感的学園生活
梅雨の恩返し 6

「うん、ただの風邪だねぇ・・・解熱剤出しておくからぁ、また何かあったら呼んでねぇ・・・もし急に容態が悪化して大変なことになったらぁ、僕責任取らされるからぁ・・・ああ、もしそうなったら絶望だぁ・・・うわぁ・・・全校生徒に後ろ指さされて、血のレッドカーペットを歩く羽目にぃ・・・」

「・・・僕がしっかり看ておくので、そんなに沈まないでください・・・ありがとうございました」

「そうかい、よろしく頼んだよぉ・・・」

坂井保険医から発せられる絶望オーラによって、部屋の空気が余計にどんよりし始めたので、早急にご退出していただいた。・・・彼に看病されたら、治るものも治らない気がしてならない・・・。

再び部屋には僕たち二人だけとなり、やけに静かになってしまった。

落ち着かない僕は、ベッドの中にいる倖田先輩に話しかける。

「先輩、何か欲しいものはないですか?・・・そういえば、朝から何にも食べていないんですよね。僕が何か作りましょうか?」

「・・・ああ、よろしく頼む・・・」

僕は部屋の無駄に整ったキッチンへと向かい、冷蔵庫を開けた。・・・多少自炊はしているらしい。それなりに食材が揃っている。

「どうしようかな、先輩あんまり食欲なさそうだし。雑炊でも作ろうか・・・」

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あきゅろす。
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