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直感的学園生活
俺のバラ色学園改革 6

俺は明るい挨拶が大音量で響き続ける風紀室をあとにし、誰もいない特別棟の廊下をゆっくりと歩いた。
自分の靴音だけが静かな廊下に響いている。

「まあ、今から教室へ行けば、次の物理には間に合うか」

俺は歩くスピードを早める。・・・その途中、通り過ぎたある部屋から大きな物音がしたのに気がついた。
俺は道を引き返し、その部屋を確認する。

ここは、・・・生徒会室か。どうやら誰かが部屋の中にいるらしい。
俺は興味を失って再び歩こうとした、・・・その時、

俺の第六感が告げる。

―生徒会室へ入れ!その向こうにしか、お前のバラ色はない―

俺は迷いなく、生徒会の重厚な扉をノックし、返事は待たずに中へと入っていった。


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あきゅろす。
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