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直感的学園生活
少年よ、弁当を抱け 8

「ふが、ふがもがもがもが!(すごい、絶対にうけますよ先輩!)」

「ああ、そうだろう。無事にこの状態を保てれば、間違いなく教室はどっかんどっかんだ」

「ふがふがもがもが!(どっかんどっかんですね!)」

俺が渡したポッキーを、片方側を鼻に、もう片方は口の中に、つっかえ棒のように取り付けた彼は、うっとりとその顔を鏡で見つめている。
ううむ、やはり面白いな・・・。すでに、弁当少年は抱腹絶倒して廊下に倒れ伏している。

「秘伝、鼻ポッキー。・・・素晴らしい切れ味だな、素晴らしい」

食べ物を道具するのはあまりよろしくないが、面白いのだから仕方がない。

「もがもが、ふがふがふがふが(先輩、お礼にこれを差し上げます)」

金山君は鼻ポッキー状態のまま、俺に一冊の小さなノートを手渡した。

「ふがふがふが、もがもがもがふがふがふが。ふがふがふがふがもが、もがもがもがもが
(クラスのボスの、素晴らしい名言を記録したメモです。俺はもう内容を覚えたので、是非読んでください)」

「そうか、それではありがたくいただこう」

―倖田は「開封済みポッキー」と「ありがたいボスのお言葉ノート」を交換した!彼の手汗が染み込んでいる。―

「・・・先輩、よくその人の言葉がわかりますね・・・」

腹を抱えて倒れていた弁当少年はようやく立ち直り、金山君を視界に入れないようにツッコミを入れた。


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