直感的学園生活 俺のバラ色学園改革 2 「ふぬぬ・・・!」 「うぐぐ・・・!」 「・・・!ああ、もう限界だ」 俺の腕が地面についてしまった。やはり、筋力では勝てないか・・・。 「いやあ、君、いい筋肉しているね。全く歯が立たなかったよ」 俺は彼の筋肉がしっかりついている太い腕に触った。うん、やはり素晴らしいな。 「いやいや、お前もなかなか強かったぜ。もっと肉食べれば持久力つくんじゃないか?」 「そうか、やはり体作りにはタンパク質か」 制裁されかけ少年は未知の存在に遭遇したかのように呆然と、佐野隊員は怒りに肩を震わせながら、俺が体育系男子Aと和やかに筋肉談義している様子を見ていた。 「・・・はい?」 「・・・ちがーう!何やっているの、お前!アームレスリングなんかしてどうするんだよ!」 「はっ、つい乗せられて・・・」 「もうお前はひっこんでいろ、・・・俺が相手しますよ、倖田先輩」 後方に待機していた体育系男子Bが、不敵に笑いながら俺に近づく。 「ああ、・・・全力で俺にぶつかって来い」 [*前へ][次へ#] [戻る] |