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直感的学園生活
学園祭の中心で愛を叫ぶ(B定食) 3

俺の挨拶を聴き終わると、これから始まる学園祭に興奮している生徒達はこぞって体育館から出て行った。
その中で、ひとり浮かない顔をしている生徒に気がつく。

ああ、おそらく倖田がいないことを彼は知っているんだろう。
あいつは、今日の学園祭を楽しめるんだろうか・・・彼がいなくても。

気になってそのまま壇上から見ていると、突然彼と目があった。
驚いた俺はすぐに視線を逸らす。

パン!

肌を打つような軽い音が、俺の耳に届いた。
視線をそこへ戻すと、何かを決意したかのように顔を上げ、体育館から小走りで去っていく彼の姿が見えた。

俺が心配しなくても・・・お前はもう、大丈夫なんだな。
全力で楽しんでくれ。俺達が作り上げた、俺達のための学園祭を。

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