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直感的学園生活
学園祭の中心で愛を叫ぶ(A定食) 3

ピピピ・・・ピピピ・・・

「うーん、・・・もう起きないと」

学園祭当日となった今日、僕はいつもより早めに設定したアラーム音で目を覚ました。
昨日はなかなか寝付けなかったから、まだちょっと眠い。でも心はわくわくしていた。

ケータイを触りアラームを止めると、メールが一通届いていることに気が付く。・・・倖田先輩からだった。
早朝に受信したものらしい、昨晩寝る前にはチェックしたはずだ。


件名:少年、緊急事態だ。

本文:朝早くにすまんな、重要な伝達があるんだ。心して読んで欲しい。
第六感が告げたので、俺は急遽学園の外へ向かわないといけなくなった。従って今日の学園祭における俺の全スケジュールの、代打をお前に頼みたい。
少年、お前を「一日倖田知之」に任ずる。大変だがよろしく頼むぞ、健闘を祈る。


「・・・代打って、・・・一日倖田知之って・・・なんだよそれー!」

穏やかな朝の寮内に僕の絶叫が響いて、その大波乱の一日は始まりを告げたのだった。

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あきゅろす。
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