ACT2
ゲームの世界へ 目の前にあるのは、いかにも怪しい機械。 しかも、リボーンのアイデアって… ヤベーだろ、これ 「今回の発明品はね…なんと!!ゲームの世界にはいって、RPG気分を味わえちゃうんです!」 「えっ…?マジでか!?」 ゲームの世界に入れると聞いて、驚いて目を丸くする一同。しかし 「でも、ヴェルデの作ったものでしょ?」 「すげー、つまらねぇゲームだったりするだろコラ!」 「第一、ゲームの世界に入れるじたい、できないだろうな」 「というわけで嫌です。ヴェルデ先輩」 断って、部屋を出ようとするスカルたち。 しかし、ここで諦めないのが、このリボーンとヴェルデ。 「かまわず、スタートボタンをおせ」 「了解」 ポチッ ヴェルデは機械についている赤色のボタンをおした。 ブーーーーゥン 「えっ!?」 「いくぞ!ゲームの世界へ」 すると、部屋を出ようとしたコロネロたちとリボーンが光に包まれ、この部屋から消えた。 この部屋に残されたのはヴェルデだけだった。 ブーーーーーゥン… 「……ここ、どこ?」 見知らぬ場所で目を覚ました。 「ゲームの世界だろ」 着いた場所は、ド●ゴンクエストやファイナルファ●タジーで見るような町だった。 町には、町民達がランダムに動いている。 すると、あることに気づく 「ん…?なんだ?この服?」 「この世界では、役職がランダムに決まっているからな。コロネロの役職は王子だな」 「マジでか?」 「俺は勇者だ」 「僕は賢者だね」 「うわっ!バイパー何気に似合ってるな!リボーンは微妙だが」 「あの…」 役職談義で盛り上がっている中、スカルが恐る恐る、挙手した。 「なんで、俺は女騎士なんですか?」 スカルの方を見ると、膝ぐらいまでの脚のとこが開いているワンピースに黒いタイツとブーツ。そして、軽めの鎧で武装されていた。 「…ぷっ!に似合ってるぞスカル!!」 「スカルって女装似合うんだね」 「童顔のバイパー先輩に言われたくありませんよ。」 「でも似合っているぜ!なあ!ラル!」 とコロネロは、そう言うと辺りをキョロキョロ見回し 「…そういえば、ラルは…?」 そこには、ラルの姿はなかった。 NEXT |