テイルズ学園
学園の街(2)
 擬似精霊達って………普段何をしてるのかなぁ。種類もたくさんあって誰がどの擬似精霊かも解らないし………。えっ?擬似精霊達の性格はあまり変わらないって?うーん、よく分かんない………。今度水晶様達に聞いてみようかなぁ。ちなみに、学園の生徒で擬似精霊を連れている人ははそれほど多くはいません。水晶様、リンク君、龍乱様、ショコラさん、ルナフレアさん、マーチさん(彼女は生徒ではありませんが)です。

 ―――――ヒールちゃん、何しに来たんだろ……ユリアちゃん頼ってきたということは……?

『パクパク』

 「あ、ありがとう………おいしいです……」

 「緊張しないでね。気楽に呼んで下さい。」

 ―――――ンフフフ……おそらく、水晶絡みでしょう。あの娘は擬似精霊達を配下の千人将としてますからねぇ。

 「お待たせって早すぎたわね。」

 「「モルちゃん。まだ早いよ/はぇーぜ」」

 「ンフフフ、事故にはお気をつけて」

 「王騎将軍!?」

 黙々とサンドイッチを食べるヒールちゃん。ほっぺにツナと卵が付いていますが気づいていないようです。彼女は何をしに来たのでしょう。ミトス君はそう考えていました。それに対して王騎将軍が嬉しそうに食べている彼女に気づかれないように言います。 ちょうどその時、カーラーンにモルお姉ちゃんが到着しました。この間、私はまだ寝ていました。モルお姉ちゃんは王騎将軍と摎将軍が居ることに驚いていました。ちなみに、ハイラルからかなり遠く離れた地、燕とイカーナ王国が戦争を始めたと言うことが六将に伝えられましたが気にしていません。

 「ヒールちゃ〜ん。ほっぺに卵が付いてるぜぇ。」

 「えっ?あっ///////」

 「どことなくロラちゃんに似てる気がするのですが……」

 「??」

 「ココココ………確かに似ていますねぇ。仕草といい、性格といい。可愛いですよ?」

 「/////」

 一同――――確かに似てる!!

 ゼロスさんがそう言うと彼女はしおらしくなり恥ずかしそうにしていました。それをみたミトス君が私に似ているとつぶやくと王騎将軍が言います。すると彼女は照れて私に言われたときとまったく同じ仕草をしました。それをみた全員が考えていました。でも、私そこまで天然じゃないよ〜。

 「でも、胸はロラちゃんの方がおっきいぜ………」

 「アホ神子!!」

『びくぅ!!』

 「これ、あまり大声を出すと彼女がびっくりしてしまいますよ?」

 「ごめんよ………」

 「確かに……だが、擬似精霊の年を考えると十分巨乳だと………ぐえ……摎……頼むから、首にタオルを巻かないでくれ!!」

 「変態………」

 「く、くるし………死ぬ!!死ぬから!!ストップ!!ヘルプミー!!」

 「ご苦労様。もう死んでいいよ。」

 「嫌だ!!俺には女の子と………」

『コキャ』

 ゼロスさんが言うとしいなさんが怒鳴る。王騎将軍が止めましたがすでに彼女はびっくりしていました。 直後、司馬驤且がビール片手に言います。ヒールちゃんは私とまったく同じ仕草をとっていました。直後、摎将軍が分厚いタオルを取り出し、司馬驤且の首に巻き付けると思いっきり締め上げます。ヒールちゃんは何をどうして良いのかわからずパニックを起こしていました。まぁ、擬似精霊をそんな目でみる方が悪いのだけど………司馬驤且はバンバンと机を叩きギブアップしていますが摎将軍は無視、シンクと同じ事を言いながら締め上げます。そして、鈍い音と共に倒れました。

 「摎、やりすぎですよぉ?」

 「まぁ、このくらいじゃ死なないでしょ。」

 「ンフフフ、ゴキブリ並みの生命力ですからねぇ。」

 ―――――女ってこえぇ………

 「あの………」

 「どうしたんだい?」

 「追加注文したいの……」

 「いいよ。どうせ金はゼロス持ちだしね」

 「ちょ、しいな!!」

 「あっ、なんだって?ゼロスが奢るって?ヒールちゃん、たくさん注文していいよ。」

 そんな摎将軍に王騎将軍が言いますが彼女はそう言うと、彼はそう言いました。ちなみにヒールちゃんは足らなかったのかしいなさんにお願いして追加注文していました。ちなみに、しいなさんはお金はゼロス持ちだと言うと聞いてないと言おうとしたゼロスさんでしたがしいなさんに押し切られました。当のゼロスさんは『ハニーなら仕方ないぜぇ』とか言ってました。

 「♪♪♪」

 「ようガキンチョにプレセアちゃん」

 「「……………」」

 「俺様ショーック!!」

 「ところで……なんでここに氷の擬似精霊がいるの?」

 「水晶絡みで上洛してきたようですが逢えずさまよってたところを保護したんですよ。」

 「ふーん。」

 「あと二人です」

 ヒールちゃんは追加でホットケーキを食べていました。かなり幸せそうです。そこへ、ジーニアス君とプレセアちゃんが到着して言いました。残りは二人です。ジーニアス君はヒールちゃんに気づき、聞くと王騎将軍が答えました。しかし、ジーニアス君には擬似精霊は興味はないようです。

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