テイルズ学園
学園の街
 グレートベイ海岸で花火を楽しんでいる水晶様やクレスさん達。その頃、私は、夕食(またうどん)をとり風邪薬を飲んで布団に入って寝ていました。寂しいよぉ………。

 「ロラ、具合はどう?」

 「うん………喉と頭が痛いの……」

 「薬飲んでるし、大丈夫だとは思うけど………あまり痛いなら明日病院行く?」

 「様子見たい…………」

 「そのほうが良いわね。」

 私の体調を気遣うレオお姉ちゃん。モルお姉ちゃんはモンハンやっています。そして、私が答えると、レオお姉ちゃんはそう言う。すると私はそう答えました。そして、私は眠りにつきます。
 翌朝、学園の街………

 「へい、彼女?お茶しない?」

 「ハニー、俺様、良い店知っているんだけどどう?」

 「…………………」

 「蜂蜜がどうしたんですか?」

 「いや……そのハニーじゃなくて……君のことなんだけど」

 「私、ハニーという名前じゃないですよ。私、氷の擬似精霊のヒールって言います」

 「いや、そう言ういみじゃなくて……」

 「じゃあ、お兄さんがハニーなんですか?」

 「ハニーって言うのは女の子を呼ぶ時に使う名称で……」

 「?じゃあ女の子全員ハニーなんですか?」

 「いや……そう言う訳じゃ………」

 ロニとゼロスさん、司馬驤且がそれぞれナンパしていました。ロニさんの方はスタイル抜群の白髪の女性に無視され、ゼロスさんの方では多分、アリアからやってきたと思われる氷の擬似精霊が反応していました。しかし、ゼロスさんは彼女に話しかけたことを後悔していました。なぜならハニーと言うと蜂蜜ととられたりとまったく会話にならないからです。さすがの極上ナンパ師の称号をもつゼロスですら苦戦していました。ちなみに、司馬驤且は車に轢れていました

 「ロ〜ニ〜!!」

 「ゼ〜ロ〜ス?」

 「司馬驤且………」

 「し、しししいな!!」

 「げっ!ナナリー」

 「いっ!!摎に王騎!!」

 しかし、ゼロスさんは本物の悪魔ですら裸足で逃げ出すほどの悪魔の形相をしたしいなさんに見つかり、ロニさんはしいなさんと同じ形相のナナリーさんに、司馬驤且は呆れ顔の王騎将軍と摎将軍に見つかっていました。

 「「ロニ!!/アホ神子!!ナンパばっかしてんじゃないわよ!!!」」

 「イフリート!!」

 「「ひいぃぃぃぃぃ!!」」

 「あは……あははは……」

 「疾風の列閃見切れるかしら?ロペラブレード!!」

 「「「俺達の扱い、なんでぞんざいなんだぁぁぁ!!」」」

 「ご苦労様。もう死んでいいよ」

 『その後、彼らの行方を知るものは誰も居なかった』

 怒鳴り声と共に、ゼロスさんはしいなさんの召喚したイフリートに焼き尽くされ、ロニさんはナナリーさんに首を始め、すべての骨を折られ、司馬驤且に至っては摎将軍の秘奥義、ロペラブレードを受けて切り刻まれ、彼等は訳の分からない言葉と共に倒れました。ちなみに、ヒールちゃんは完全に腰を抜かし、失神していました。

 「皆さん、少々、やり過ぎですよぉ?この擬似精霊の少女は気絶していますよぉ?」

 「ごめんよ……ゼロスと喧嘩してるとつい………」

 …………あれが喧嘩ですか?死刑の間違いでは?

 「ごめん。ごめん。」

 「無理もないわね………」

 ……………あんたもだろ!!

 王騎将軍が言うと、死刑を執行した彼女達が言います。ちなみに、意識を取り戻したヒールちゃんは怯えて泣いてしまいました。無理もないと思うけど………

 「ぐすん………」

 「ほら、泣き止みな」

 「はい、ハンカチ」

 「何か奢ってあげた方が良いかしら。」

 「ンフフフ………そのほうがいいでしょう。」

 「とりあえず、喫茶店いこうよ」

 「ぐすん……」

『コクリ』

 彼女はなんとか泣き止みましたがまだ涙を溜めていていつ泣き出すかわかりません。このままでは虐めたと思われても仕方ない事に気付いたしいなさん達は慌てていました。そのため、ヒールちゃんにハンカチを渡したり、喫茶店に誘っていました。

 「何か欲しい物ある?遠慮は要らないよ」

 「これ………」

 「あいよ。マスター、ソーダフロートとサンドイッチ一つ!!」

 「わかった。」

 「せっかくですから、私達も何か食べません?」

 「あれ?その娘擬似精霊?」

 「ミトス、あんたなんでいるんだい?」
 「いや……ちょっと……」

 しいなさんはそう言いますが、ヒールちゃんは明らかに緊張していることが明らかでした。ちなみに、擬似精霊は誰でも連れる事が出来るの。私も連れたいなぁ。するとヒールちゃんはソーダフロートとサンドイッチを注文していました。その直後、ミトス君が来ました。びっくりしたのはしいなさん達です。ちなみに、ヒールちゃんは水晶様のアイスエレメント(氷の擬似精霊)を頼って上洛してきた用ですが、出会えずうろうろしている様です。野宿は可哀想。

 「住むところあるの?」

 「水晶様の元に居るユリアちゃん頼ってきたの………」

 「水晶様ならグレートベイ海岸にいるよ」

 「………どうしよう……」

 「僕のところに泊めても良いけど」

 「レオさんの所が良いんじゃないかな。女性ばかりだから」

 「僕はスケベじゃないよ。」

 摎将軍が聞くと彼女はそう答えます。しかし、水晶様はグレートベイ海岸にいて、彼女は旅費ももう底を尽きどうしようも無いようでした。見かねたミトス君が言ったけど、ナナリーさんが押し切りました。なぜなら、十時からこのカーラーンにミトス君以外のロイド、コレットさんとモルお姉ちゃんを合わせたメンバーで山に泊まりに行くからです。いいなぁ……

 「レオさんに聞いてみるよ」

 「どうしたの?」

 「実は…………」

 「良いわよ。私達は三姉妹だし、今更、一人増えた所で構わないから」

 「ありがとうございます。」

 「で?」

 「良いって」

 「ありがとう………」

 ミトス君はすぐにレオお姉ちゃんに電話をかけて聞いていました。レオお姉ちゃんが許可したためヒールちゃんは私達の部屋にくることになりました。

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あきゅろす。
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