テイルズ学園
海水浴
シフちゃん自慢のアップルパイを食べ終えた私は再びベッドの上で横になり、そのまま、眠りについていました。体を休めるためです。というよりはそれしか方法がありませんから。ちなみに、阿毘姫がリンクを狙って水晶様に喧嘩を売って水晶兵に返り討ちに遭ったのもこの時です。水晶軍強いからねぇ。私はか弱いから何も出来ないからうらやましいの。病気にも掛かりやすいから………えっ、そのほうが私らしいって?
「ロラ、薬が効いたみたいね」
『すぅ〜すぅ〜すぅ〜』
「暖かいうどんでも作ってあげようかしら。」
私がぐっすり寝ていると、レオお姉ちゃんが言い、そして、お姉ちゃんは材料を買いにスーパーに出掛けて行きました。モルお姉ちゃんはというとロイド君のところにゲームをしにいっています。私は一人ぼっちということです。時々私の携帯が光ってますが取れません。
その頃………
「そっか……ロラちゃん風邪なんだ……海に誘おうと思ったのだけど……」
「風邪なら寝ていた方がよろしいですよ。無理に連れ出すと悪化されても責任が取れません。」
「今度こそチェスターに美味しいと言われるクッキーを作ってやらないとね……」
「黙れ!」
「汚名挽回だよ!!」
「汚名を挽回してどうするのよ!!汚名は返上するものです」
クレスさんがレオお姉ちゃんから聞いていました。ミントさんはすぐに無理と判断し、言いました。たかが風邪ですが場合によっては命取りになりかねないからです。アーチェさんはチェスターさんに言いますが一喝されても言い返しましたが……色々間違えているので傍らのリア・スカーレットさんが訂正していました。この後、ミントさんに二人とも殴打されたのは言うまでもないことです。
―――――くっそう。ロラちゃんの水着姿、見れないとは………
「………さすがはスケベ大魔王だな。ひかりはスケベ大魔王から俺が守る!」
「………いい!何時の間に?紫苑ちゃんと隼人………」
「きゃーハゲに襲われてハゲになる〜」
「アーティスト!!いい加減にして下さい!!タイムストップ」
『カシーン』
「聖なる鎖に抗ってみせろ!シャイニング・バインド!!エターナル・リカーランス!!アプロディースメントソニック」
『ビシャアァァン』
「オールゼルヴィアリィ!!」
「「どっしぇぇ!!ぎゃあぁぁ!どんだらげぇぇぇ!!あぎいぃぃぃぃ!!あんぎゃあぁぁぁ!!」」
「ご愁傷様………」
チェスターさんがそうつぶやくと後ろにいた木村隼人さんが全員にそれをバラすと紫苑さんを守る構えをみせ、アーチェさんとチェスターさんが喧嘩を始めたのでミントさんがタイムストップをかけたあと、クラトス先生の秘奥義シャイニング・バインド、リヒターの秘奥義エターナル・リカーランスにショコラさんやリースちゃんのアプロディースメントソニックにオールゼルヴィアリィを放ち撃破。ところで……タイムストップならまだしもシャイニング・バインドやエターナル・リカーランス、なんかが使えるのかははなはだ疑問です。
――――なんでミントが使えるんだろ………
「久しぶりの海だね〜」
「でも、シフ達水に入れないです……私達、炎ですから………」
「じゃあ、砂浜で遊んでたら?」
「そうします〜」
―――――まだ海にはちょっと早かったかしら。
「ラズライトちゃん、楽しみみたいね」
「は〜い」
ちなみにクレスさん達がグレートベイに着いた時(午後三時)、先に旅館に移動していました。ちなみに先に出発していた水晶様達はグレートベイに別荘に到着したころです。一口にグレートベイとは言ってもとても広いため逢えるかはわかりません。いいなぁ……私も行きたいなぁ。なぜ海に来ているのかというと、学園にクーラー設置をするための工事の影響で期末テストが八月の頭にずれたためと二週間ほど休みになかった為です。
彼等がグレートベイに向かった頃、私はというと
「ロラ、食べれる?それとテスト伸びて二週間ほど休みになったから、ゆっくり休んで治しなさい。」
「あっ、うん。」
「…………………」
『バタンキュー』
「モルお姉ちゃんが倒れちゃった」
「ほっときなさい。」
私はお姉ちゃんが作ったうどんを食べていた隣でモルお姉ちゃんが倒れましたがレオお姉ちゃんは無視していました。
「やっと旅館に着いた〜」
「アーチェさんにチェスターさん、旅館や海水浴場で喧嘩は厳禁ですよ。あと、旅館では騒がないこと。」
「「Yes I do…….」」
アーチェさんが言うとミントさんが神官のメイスをパンパンと叩きながら二人に言います。これは怖い。ちなみに、クレスさんとミントさん、アーチェさんとリアさん、チェスターさんとすずちゃん(監視役)、木村隼人さんと紫苑ひかりさんの部屋割りとなっています。八人部屋がなかったのです。
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