テイルズ学園
アップルパイ
翌朝………
私はまだ高い熱があり、ベッドの上で寝ていました。再来週に期末テストがあり、その後に長期休暇が控えていて、そのあと体育祭に修学旅行……とイベントが続きます。再来週大丈夫かなぁ………。えっ、大丈夫だって?
私、寝ているの暇なの。ちなみに、昨日、モルお姉ちゃんは嫌いな料理のオンパレードで沈黙していました。私は好き嫌い無いよ〜。
『ピンポーン』
「はーい」
「ロラさんへどうぞ〜」
「あらありがとう………ところでお嬢ちゃんは?」
「あっ、シフって言います〜。水晶軍団紅蓮千人隊、千人将です〜」
「はじめまして。私はレオ。ロラの姉よ。」
「あら、美味しそうなアップルパイね。」
「モル………お昼は昨日の残りと、パンプキンサラダね。シフちゃんありがとう。何かいる?」
突如としてインターホンが鳴ったのでレオお姉ちゃんが出るとそこにはアップルパイを抱えた十歳くらいの少女がいました。彼女はシフちゃんで私に昨日作ったアップルパイを届けに来たのです。しかし、レオお姉ちゃんは彼女のことは知らないので優しく尋ねるとシフちゃんはかわいらしい笑みとともに名乗り、水晶軍の紅蓮千人隊の千人将だと伝えました。横からモルお姉ちゃんが来て横取りしようとしたのでレオお姉ちゃんが言いました。モルお姉ちゃんはパンプキンサラダも嫌いなのです。彼女は逃走しました。シフちゃんに沢山ある果物とかいるか尋ねていました。
「シフはリンゴ大好きなの。でも何でも食べるよ〜。」
「シフちゃんはリンゴ大好きなのね。実家からマンゴスチンとか大量に送られてきたから、あげるわね。」
「ありがとう〜」
「リンゴジュースいるかしら?」
「欲しいです〜」
「こらこら。シフ、むちゃくちゃ言わないの。」
シフちゃんはそういいます。それに対してレオお姉ちゃんはそう答えると彼女は興味津々でした。擬似精霊は基本好奇心旺盛なの。可愛らしいけど。そして、レオお姉ちゃんは言うと欲しがっていました。そこへ水晶将軍が現れてシフを諭していました。
「あっ、水晶様〜」
「水晶様、沢山送られてきて食べきれないからいいんです。」
「あら、食べ頃の果物ね。それに珍しい野菜ね。貰って良いのかしら?」
「好きなだけどうぞ。家には野菜嫌いが一人いるから。」
「このリンゴジュース美味しいです〜でも、シフが貰ったのより水晶様のほうが多いです〜」
「………店では売ってない良い材料だったからつい……」
シフちゃんが反応し、レオお姉ちゃんが言いました。その頃、私は頭に冷えピタを貼って寝ていました。水晶様は送られて来たダンボールを見て手に取ったりしていました。珍しいもので私の大好きなヘゴ(私達の分は冷蔵庫たくさんにある)とかもあります。ゴーヤとかも。シフちゃんはアップルジュースを飲みながら水晶様に抗議していました。実際、水晶様のほうがたくさん貰っていたからですが。
ちなみに、シフちゃんが紅蓮千人隊(他に、業火隊(千人将、リナライト)、火砲隊(千人将、ペルセポネ))ならリンク君は森の擬似精霊を率いた時雨千人隊です。ともに水晶軍団の飛槍と呼ばれているの。凄いよね〜
「「「はんぎゃあぁぁぁぁ!!!」」」
「お姉ちゃん今のなぁに?」
「ロラ、寝てなさい!!パジャマはだけけてブラ見えてるわよ。」
「えっ?やん/////////」
「仲良いわね。」
「そうかしら?」
「ロラちゃんゆっくり休んで早くなおそうね。」
「うん。」
「じゃあ私達はこれで………。」
突然響いてきた二人の男と一人の女性の叫び声否、悲鳴。チェスターさん、アッシュさん、雲龍さんです。それぞれ、アーチェさん、ナタリアさん、飛龍ちゃんの作った殺人スイーツを食わされたらしい。びっくりして起きた私が出てきました。それを見たレオお姉ちゃんは言います。私はパジャマがはだけて水色のブラが見えていたようで私は慌てて胸を隠します。そんな様子を見た水晶様はクスリと笑みを見せて、そう言うとシフちゃんとともに帰って行きました。
その後、救急車が到着し三人は病院へ搬送されました。カップケーキからファントムガノンがでたり、オーブンから氷のブレスやらが飛び出した物を食べたんだから………ちなみにだけれど彼らは一命は取り留めたようです。
「ロラ、食べれる?」
「うん。美味しいね〜」
「これは負けたわ………シフちゃん意外と料理上手なのね。」
「そうみたいだね〜」
レオお姉ちゃんは私に言うと既に切り分けられていたアップルパイを食べていました。とても上手で適度にシナモンが振られ、甘さも丁度よく、りんごもシャキッとしていて五つ星級の腕です。これにはレオお姉ちゃんもびっくりしていました。
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