テイルズ学園
二学期開幕(戦)!!
その後、私の夏風邪が治るのに二週間掛かり、期末試験はギリギリ。それでも五科目合計『420点』は取れたけど………。夏休みは宿題多かったけど、ミトス君と一緒に勉強したり遊びに行ったり楽しかったなぁ。
そんな夏休みは長いようで短く、今日が始業式。二学期は体育祭やら遠足、修学旅行と行事が多い上に模試も入ってくるの。
「ロラちゃん、おはよー。」
「アーチェさん、おはようございます。」
「ロラちゃん、一緒に行こうよ。」
「うん。」
「ロラちゃん、意外と優等生何だよね。」
私を見かけたアーチェさんが私に言うと、後ろからミトス君が来ました。私は一緒に向かいます。そんな事を言ってるのは最下位組。
「あいつら神聖ラピュタ王国の連中だな。」
「初めまして。私はジョセフィーヌ。ジョセフィーヌ・ド・ヌーレス。」
「私はルミエッタ・エヴァンス。」
「私はアルバフィカ。魚座の黄金聖闘士アルバフィカ。」
「私はシルフ。」
「お姉さん達可愛いねぇ。後で遊びに行かないかい?」
「この顔が…………何だって?」
アッシュさんが言いました。私は誰かわからない。転校生らしい。一人一人自己紹介していく彼ら。うん。やっぱりゼロスさん達がナンパしているね。アルバフィカさんがバラをくわえる。
「ダイヤモンドダスト・レイ!!」
「ブラッディローズ」
「クロス・エクセルダッシュ!!」
「深淵の巫舞!!八部衆阿修羅!!」
「「「ぎゃあぁぁぁぁっ!!」」」
「全く馬鹿だな。相変わらず。」
「穣苴、六将降格ですね。」
身の危険を感じた女性陣がスケベ大魔王達をフルボッコして撃破。アッシュさんが言い、王騎大将軍が言いました。
「不思議な人達だね。」
「そうね。ロラ。」
「……………」
「あの………私に用ですか?」
『ぷにぷに……』
「えっ/////あっ////やん///」
「ロラちゃんを離せ!!」
「光エイルちゃんやめような。迷惑だから。」
「あっ、うん。」
―――――光エイルちゃん羨ましいぜ!!
―――――くっそう……俺達と代わってくれ!!
「//////」
「ロラちゃん大丈夫?」
私が言うと、レオお姉ちゃんが言いました。私が視線を感じて振り返る。居たのは光エイルちゃん。私に何か用なのかなぁ。突然、彼女が私の胸を揉む。びっくりした私。ミトス君が怒ると彼女は光リンクさんに引き離されていました。私は胸で腕をクロスして隠します。レオお姉ちゃんが私に言うと頷く私。
「ごめんな。光エイルちゃんが迷惑かけて。」
「ごめんなさい………」
「羨ましいねぇ………おっと、掠ったか?」
「「「ぐあぁぁっ!!」」」
「後ろ、六時の方向!!気を付けてください恐らく即効性の猛毒の矢です。」
「馬鹿な、50mは離れて………」
「光ラズライトちゃんだな。」
光リンクさんが謝ると彼女も謝る。私は戸惑う。私、どうしたらいいの?スケベ大魔王達が言うと困る私。だって、触らせてくれだの、夜の相手になってくれだのだから。と矢が彼らを掠めると、彼らが苦しみだし泡を吹く。ミトス君が私を守る位置に立つ。すずちゃんが言いました。アッシュさんが言うと、アルバフィカさんや光リンク達にはわかったみたい。
「あの木の上の女性が光ラズライトか。彼女は忍びなのか?」
「十弓士の一人で成恢すら倒した猛毒だ。」
「あっ、こっちに来た。」
「私は光ラズライト。神聖ラピュタ王国十弓士の一人。以後お見知り置きを。」
「ロラちゃん……」
「大変!!この三人息がない!!急いで墓場に埋葬しないと」
「「「普通病院だろうがぁぁ!!」」」
「よく生きていらっしゃいましたね………この毒を受けて………」
「光ラズライト、毒矢は使うな。他の犠牲者が出るだろ。」
「わかりました。今度から、頭部を撃ち抜きます。」
「「「いやいやいや」」」
木村隼人さんが姿を捉える。流石は忍者だね。私は何の能力もないから………。えっ?おっとり系なのが武器だって?あんまり嬉しくない………。ラズライトちゃんと同じく光ラズライトちゃんも水の擬似精霊みたいだね。ミトス君が私を見つめて呼びかけてきました。私は首を傾げながら見つめ返す。いい雰囲気(byモル)。でも、いきなりアーチェさんが言うとスケベ大魔王達が復活。これには光ラズライトちゃんもびっくりしていました。結局、彼女は厳重注意を受けていました。彼女は引き下がらない。スケベ大魔王達が突っ込んでいます。
「いいなぁ。私、自信ないよ………」
「ロラちゃんはおっとりしている方が良いですよ。周りに庇護欲をそそらせますから。」
「ミトス君だったな。ロラが恋人ならしっかり守ってやれ。私はルクリアを、光リンクは光エイルをそれぞれ守っているのだから。」
私は光組(光を纏いし者)の二人が仲良くATフィールド(貴方だけしか手に着かない)を展開しているのを羨ましく見る。寂しい…………。私が呟くと、ミントさんが言い、アルバフィカさんも言いました。
「んじゃ、俺様は世界中のハニー達とついでにしいなを守ってやるか。」
「俺様は水晶と陽光、陽晶を守ってやるか。」
「しゃーねー、俺はアーチェを守ってやるか!」
「あたしはついでかぁぁぁ!!」
「あんたなんかに守って貰う義理は無いわよ!!」
「エクスプロード!!」
『バゴオォォン!!』
「「ぎゃあぁぁぁぁっ!!」」
「前言撤回だあぁぁ!!」
「素直にありがとうとは言えないんだ………」
アルバフィカさんに触発されてゼロスさんが言うと、司馬穣苴が言い、チェスターさんのスケベ大魔王達が言いました。直後、鬼の形相(地獄の鬼ですら泣きながら逃げるような形相)で正拳突きから連続の乱舞をお見舞いした後、さらに『疾風雷閃舞』を食らわしたあと『ガルーダフラップ』で溝に撃ち落とす。汚いなぁ(モル談)。司馬穣苴は水晶さん達にボコボコにされコンクリ詰めに。怖いよぉ。
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