テイルズ学園
危険なお菓子作り(2)
 その場にいた常識のある女性陣(水晶将軍、摎将軍、ショコラさん、)はため息をつき、シフちゃんは一生懸命アップルパイを作っていました。ちなみに、不安材料はアーチェさんとナタリアさんがいます。両人とも得体の知れない物を入れています。つまり、それ以外の人は安全ということになります。お菓子に変なの入れないで欲しい。

 「摎、ここで無事に作れるのかしら………」

 ―――――あの二人は後回しにしないと…………

 「さぁ………」

 「無理かもね………」

 「うん………」

 「次、シフ焼きます〜」

 「シフちゃんならトラブルは起きないよね。」

 「シフ、アップルパイの材料以外、変なの入れてないよ〜。だって食べれなくなるもん。」

 「ごめんごめん。」

 水晶将軍は摎将軍に耳打ちしました。すると摎将軍はそう答えます。そして、彼女はため息をつきました。そして、ショコラさんもため息をついています。順番はシフちゃんの番でアップルパイの生地をオーブンに入れてスイッチをオンにしました。そして、摎将軍が言うと彼女は首を縦に振り言います。まぁ彼女はリンゴ好きだからそんなことはしないでしょう。そして、彼女は涙目で憤慨していますが萌えます。摎将軍は内心可愛いと思いながら謝っていました。ここにも居たよ。スケベ予備軍が……
 ちなみに、ナタリアさんもクッキーですが色がやばい。紫色や変な色に染まってます。食べたくない。誰もが思いました。ちなみに、アーチェさんのはまともな色ですが、入れたものが気になります。

 「シフの出来ました〜水晶様〜ラッピング手伝ってください〜」

 「良いわよ。でもシフは誰にあげるの?」

 「シフはロラちゃんに上げます〜」

 「喜んでくれるわ。」

 「はい。」

 それから一時間近く立ってアップルパイが完成し、シフちゃんは切り分けてラッピング(水晶将軍手伝い)していました。そして、二人はそう話していました。

 「次は私の出番ですわね。」

 「総員オーブンから退避!」

 「どういう意味ですこと?」

 ナタリアさんが余熱したオーブンに危険物質を入れています。その瞬間、摎将軍が叫ぶ。ナタリアさんは憤慨していますが………ちょうどそのとき、ティアさんに会いにきたヴァンとロニさんそして、ゼロスさんが通りかかりました。

 「ティアが居るのか?」

 「おいおい。自分の妹とシフちゃんの声を間違えんなよ。」

 「シフちゃんかぁ、もう少し胸があれば可愛いんだが………」

 「だなぁ。俺的には水晶様が良いなぁ。」

 「ああ、胸がしいな並だからな。」

 「お前ら、ティアの良さが分からんのか?」

 「「いや、分かるさ。」」

 「我々は同志だな。」

 ヴァンはシフちゃんの声と妹のティアの声を聞き違え、ゼロスさんとロニさんはスケベ談義?シフちゃんのような10歳の少女をそんな目で見るとは………変態にもほどがあります。そして、彼らは水晶様の話題に変えます。リンクが側にいたら間違いなく切り刻まれているに違いありません。迷惑な(女性の敵)同志だ………
 そして、ヴァンが言う。スケベ四大魔王にヴァンが入り、スケベ五虎魔王に進化しました。そして、彼らがアーチェさんの部屋の前で立ち止まった時…………ナタリアさんがオーブンのスイッチをオンにしたのと同時でした。

『ズガアァァァァン!バリバリ!バリバリ!』

 「「なんだ!!うぎゃあぁぁぁぁ!!!」」

 「そんな……そんな馬鹿な!!うわぁぁぁぁぁ!!!!」

 突如大爆発し、ロニさんとゼロスさんは襲って来た強烈な冷気を受けて氷漬けになり、ヴァンは直後の電撃を浴びて全身の骨がレントゲン状態となり司馬驤且と同じく落下。

 「燃えちゃえ、魔王灼熱陣!」

 「気高き紅蓮の炎よ燃えつくせ!鳳凰天翔駆!」

 「ファイアーストーム!」

 氷のブレスと電撃を防御技で凌いだ彼女達は火系の技で氷を溶かします。

 「ナタリア!!なぜオーブンから氷のブレスと電撃が飛んでくるのよ!!理解不能にもほどがあるわよ!!」

 「おかしいですわね………」

 「おかしいのはあんたの頭だ!!」

 「うーん、パリパリとサクサクにしたくて※氷精石と紫精石入れたのが悪かったのかしら」

※ToSで武器に氷属性と雷属性を付与する道具

 「パリパリ、サクサクじゃなくて、ガリガリとバリバリだろうが!!そんなものクッキーに入れるな!!」

 摎将軍が完全にキレている。ナタリアさんはよく分かっていないようです。再び叫ぶ。水晶将軍は必死でなだめようとしますが無意味でした。ショコラさんはため息をつき、シフちゃんは怯えていました。アッシュさんが聞いたら摎将軍にキレるだろうが、本気を出したらアッシュさんよりもはるかに実力は上です。
 反省のないナタリアさんに摎将軍が三度キレます。シフちゃんはアップルパイを崩れないように箱にしまい、自宅に持っていきました。明日渡すつもりのようです。

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あきゅろす。
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