テイルズ学園
風邪のロラ
「夏風邪はしつけーぜ?」
「アホ神子もな。」
「あんたもね。」
「俺様ショーック!!」
「夏風邪なぞ現場に出れば治る!!」
「無理だろ!!」
「「「「アホかテメェ!!」」」」
「私に………」
「うるせぇ!!うねうねヘアー!!近所迷惑だろうが!!」
「馬鹿な!!」
ゼロスさんが私に言うと私はふらついたためミトスに抱えられていました。恥ずかしいけれど…………倒れるよりは良いかなぁ。直後アビシオンが乱入してむちゃくちゃ言うと、私以外のその場の全員が彼に殺意の目を向けて言います。あまりにも近所迷惑だったため、ロイド君より年上の青年とすずちゃんくらいの少女が身構えます。また……戦争だね。
「うけけけけけけ」
「うるせぇ!!」
「あらあら困ったわ………」
「行くぞ!!」
「力いっぱいお見せします………んっやぁ!!」
「アプロディースメント・ソニック!!」
『ザシ……バキィィン!!』
『ドオォン!!』
「バカな!!」
不気味に笑うアビシオン。気持ち悪いです………キレた二人。ちなみに、金髪の青年がセトで蒼髪の少女がマーチです。ちなみに、二人は学園の生徒ではありません。マーチは困惑しつつも月のリングを構え、セトは剣を抜きます。
ちなみに、私はミトス君に抱かれて自宅へ戻りました。さもないと巻き添えを食らうからです。
セトはリースさんやショコラさんと同じアプロディースメント・ソニックを放ち、マーチはルナストリームをたたき込んでいました。かわいい顔してかなりの実力者のようです。
「お前たちには感謝している……この力こそ求めていたもの……そのすべてが私の元へと集まったのだ………私に逆らえる者はもういるまい。」
アビシオンが叫ぶ。意味が分からない。これじゃただの近所迷惑者だね。
「いい加減に黙れ!!」
「いたっ!あっ………シフのジュースが……」
「大丈夫ですか?」
「シフのお気に入りなのに……ぐすん」
「じゃあ、俺が買い直してやるよ。このうねうねヘアー片付けたら………」
「アビシオンがまた暴れてるわね……」
意味不明な言葉を発しながら格好付けたため、そばでアップルジュースを飲んでいた火の擬似精霊のシフちゃんに衝突し彼女が転けてジュースがこぼれて飲めなくなり彼女は泣きそうでした。それを見たマーチさんやセトさんが気遣っていました。とそこへ水晶将軍が現れて言います。
「ぐすん………もう怒ったよ!!」
「食らえ!!フレイム・クレイブ・インフェルノ!」
『ザン、ガシュ、ザシュ、ズバババ』
「我は蒼穹の上よりかかる力のうちに汝を統べん………フルムーンバインド!!」
『ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ズババババババ』
「刹那の斬撃に時を見なさい……魔王灼熱陣!!」
『ガッ、ガッ、ガッ、ガッ、ズババババババ……ゴオォォ』
「ぐわぁぁぁ!!この世にこれ以上の力があるとは………」
大好きなアップルジュースを飲めなくされて怒りタイツ?から二本の小剣を抜いたシフちゃんとセトさん、マーチさんの秘奥義三連発を食らってアビシオンは瞬殺、いえ、秒殺されていました。
「あっ、水晶様………」
「シフちゃんどうしたの?」
「実は………」
「アビシオン……自業自得ね……」
「シフちゃん、ちょっと待っててくださいね。セトさんが変わりのアップルジュース買ってきてくれますから。」
「ありがとう〜」
「ごめんなさいね。アップルジュースはシフちゃんが大好きなのよ。切らしても拗ねる事は無いけど飲めなくされたら怒って当たり前よ。」
水晶将軍に気づいてシフちゃんが言いますが状況を説明したのはマーチさんで水晶将軍はアビシオンに対し自業自得だとつぶやきました。そして、マーチさんはセトさんがアップルジュースを買いに行っていると伝えるとシフちゃんは嬉しそうにしていました。水晶将軍は一応謝りそう言います。そして、10分後セトさんから新しいジュースを受け取り飲み始めた彼女でした。
「ロラちゃん、差し入れだよ。」
その頃、私はベッドに寝かされ風邪薬を飲んで横になっていました。側にはミトス君がいろんな果物を持ってきてくれていました。早く良くなりたいなぁ。
「ラブラブね。ロラ」
「「/////////」」
「モル!!茶化さないの!!暇なら氷嚢買って来なさい!!」
「めんどう。」
「じゃあ、モルだけ今晩はピーマンとナスとニンジンの炒めものとタコときゅうりの酢の物ね(全部モルの嫌いな食べ物)」
「…………行ってきます。わーい。買い物楽しいなぁ。」
ミトス君が皮をむいた果物を私が少しずつ食べていると、モルお姉ちゃんが茶化してきました。私たちは恥ずかしがります。そして、レオお姉ちゃんがモルお姉ちゃんに怒り、買い物に行かせようとしたけど拒否され、嫌がらせをすると警告され慌てて買い物に行きました。
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