テイルズ学園
来週の行事
 こんなケーキ、食べられたものではない…………。ロイド以外は。これはあまりもひどかったので、ラミィエルさんが新しいケーキを持って来てくれました。

 「コレット、本当に砂糖入れたの?」

 「入れたよ〜本当に。」

 「しかし………これは片栗粉ではないのか?」

 「うーん………」

 「本当に入れたよ〜。」

 「どこで作ったのだ?」

 ジーニアス君がコレットに聞くと、彼女は必死に抗議し、クラトス先生が言う。ジーニアス君はうなる………
 ちなみに、コレットさんは嘘は苦手であまりつかない。それならば、彼女は本当のことを言っているはず。そして、クラトス先生がどこで作ったのか聞いていました。

 「エイルちゃん、顔が生クリームだらけよ。」

 「あっ/////マスター!!」

 「リンク君、さっきはごめんなさいね。」

 「いいよ。それよりさ来週テストあるでしょ、勉強教えて。」

 「良いわよ。」

 この間、私とミトス君は一緒にいて、ラミィエルさん作のケーキを仲良く食べていました。ロイド君達のやりとりなんか無視して………。ちなみに、リンク君と水晶様は来週の話をしていました。そんな二人に飛びつこうとするエイルちゃん。かわされましたが………そんな彼女は最下位組です。

 「えっ?ロイド宅だよ〜。砂糖とかかれた容器のを使ったよ〜」

 …………………

 「ロイド、どこへ行くのだ?」

 「いや、ちょっと………」

 「コココ…………何か隠してますねぇ。」

 「もしや………」

 「…………砂糖がなくなったから粉砂糖に似た片栗粉入れたんだ………」

 「ロイドぉぉぉ!!!ちょっとこっち来ーい!!」

 コレットさんが答えると逃げようとするロイド君。しかし、王騎将軍が立ちふさがるとしぶしぶ言いました。速攻でクラトス先生に連れて行かれました。強制連行………………

 「魔神剣!!雷神剣!!閃空翔裂破!!風雷神剣!!」

 「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

 「ロイドも馬鹿だね。」

 「うん。」

 「ロラちゃん、顔に生クリーム着いてるよ。」

 「あっ/////////////」

 「ンフフフ…………」

 その直後、クラトス先生の連続攻撃を受けて撃沈。自業自得だね(ジーニアス君談)。ミトス君は哀れみの目を向けて言うと私は頷きます。そして、ミトス君は私に向かって言いました。そう、顔に生クリームがたくさん付着していることを………真っ赤になる私。そんなやりとりを王騎将軍が見ていて、似たような事をリンクさんと水晶様がやっていました。私達似てるのかなぁ。

 「彼女〜お茶しない?」

 「??」

 「私、彼女という名前じゃ無いですよ。」

 「そういうことじゃ無いんだけど……」

 「じゃあ、なんですかぁ?」

 「喫茶店に行かないかなと……」

 「何ですかそれ………」

 「だめだこりゃ………。」

 「へんな人………」

 そして、賑やかなパーティーが終わったのは午後二時。みんなで後片付けをしています。ちなみに、その頃、司馬驤且とロニはというと………擬似精霊をナンパしていました。しかも、相手は地の擬似精霊。しかし、今回はちょっと様子が違い、相手もかなりの強者でした。ナンパをしたのだが、話が全く通用しない。結局、二人はあきらめたのでした。

 「ロラ、楽しかった?」

 「うん。」

 「ロラ、ミトス君と相思相愛ね。」

 「/////////////」

 「照れちゃってる、かわいいわねぇ。まぁ、ロラはそんな所が人気なのよねぇ。」

 「そうそう、モル、ロラ、来週テストあるの思い出したわ。分からないところあれば教えるわよ。」

 「まじで?勉強かぁ。やだね………ロラはイヤよねぇ。」

 「えっ?うーん、ミトス君の前で情けないのはイヤだよ〜」

 後片付けも終わり、部屋でモルお姉ちゃんが言うと私は嬉しそうに答え、そして、レオお姉ちゃんが言うと私はしおらしくなるだけで、そんな様子を見たモルお姉ちゃんがちゃかします。ちょうどレオお姉ちゃんは来週の行事を思い出していました。そう………来週はテストがある。そして、二学期からは模擬試験が始まる………。そろそろ勉強しないと……。ちなみに、成績優秀組はジーニアス君、レオお姉ちゃん、水晶様、アッシュ君、ゼロス君、シフォンさんです。最下位組はロイド君、エイルちゃん、アーチェさんなど………です。私は普通かなぁ。

 「一週間は長いようで短いもんねぇ。」

 「そうねぇ………」

 「うん。」

 「また、勉強かぁ……」

 「モル、勉強は大事よ。」

 「それは分かるけど、ロラはどうするの?」

 「変な点数取りたくないなぁ。五科目合計55点の人みたいに…………」

 レオお姉ちゃんがしみじみ言うと、モルお姉ちゃんと私は頷きます。確かに短い。ちなみに、万年最下位組はテストの事なんか頭にありません。上位組のうち、水晶様はリンクさんに勉強を教えていました。お姉ちゃんは名門大学を狙っていて、レオ私はどちらでも無いの。そして、モルお姉ちゃんが言うとレオお姉ちゃんが真剣な眼差しで言います。そんな私は最下位の合計55点の人(エイルちゃん。ちなみに、ロイドは五科目合計30点よく二人とも進級出来た………)には負けたくないなぁ。というより、よく進級出来たね最下位組………

 「勉強なんて必要無いんじゃない?」

 「ここにも居たか………勉強必要ない論言うの………」

 「ロラも要らない(勉強)わよねぇ?」

 「モルお姉ちゃん、私に振らないで〜。」

 「やれやれ………」

 モルお姉ちゃんは成績はそこそこ良い (五科目合計、360点)のだけれども勉強嫌いなの。そして、呆れて居るのはレオお姉ちゃん。レオお姉ちゃんは勉強大好きで、エリート階級なの。将来もインファントの企業の社長にでもなるのかなぁ。ちなみに、私は普通で平均的な点数だけれども、お姉ちゃん達に比べるとはるかに劣るの (レオお姉ちゃんは490点で私は300点)。

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あきゅろす。
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