テイルズ学園
パーティ(2)
 「ごめんなさいね。怪我までさせた上に荷物持ち手伝わせてしまって………」

 「大丈夫です。」

 「ンフフフ。着きましたよ。ここがハイラル王立テイルズ学園大学と高校の学生寮『山城』ですよぉ?」

 「王騎将軍!?」

 「水晶とその軍長達ですねぇ。食材は確かに渡しましたよぉ?」

 「了解。で、王騎将軍はこれからどうするのですか?」

 「私ですか?そうですねぇ。ラミィエル・ウィスさんの引っ越しの手伝いですねぇ。騰。」

 「はっ。」

 モルお姉ちゃんがラミィエルに言いましたが、彼女は大丈夫とのことでした。それからしばらくしてテイルズ学園大学附属高校の学生寮に到着しました。門の入り口には水晶将軍と彼女が率いる軍長達が待っていて、買い出し品を受け取る準備をしていました。それと、引っ越しセンターの車が一台止まっていました。王騎将軍は水晶将軍とその軍長達に品を渡し、引っ越しセンターの人と話し、手伝いを開始しました。 しかしながら、水晶将軍や軍長達はその見たこともない女性をしばらく眺めていたものの、すぐに私やレオお姉ちゃんの待つ部屋に向かいました。

 「ラミィエル姉さん…………なっ!!!!」

 「お、大男…………しかも、あの本棚を一人で…………すごいわね。」

 「ンフフフ。そこにいると危ないですよぉ?」

 「確かに危ない。」

 「「姉さん………誰?この人たち。」」

 「この本棚はここでよろしいか?」

 「あっ、はい。えっと………」

 一人の女の子と少年が王騎将軍を見てそう言いました。まぁ、本棚を一人で運んだりしたらびっくりされるのは当たり前だけれども………そして、その二人は王騎将軍を見て言いました。ちょうど、王騎将軍の声にかき消されましたが…………

 「私は王騎。天下に名を連ねるハイラル王国六大将軍の一人ですよぉ。そして、副官の騰と私と同じく天下に名を連ねる六大将軍の一人、水晶の軍長達です。」

 「六大将軍!?って確か………王騎、摎、龍乱、李牧、水晶、司馬錯だったかな。」

 「ンフフフ。最後は違いますねぇ。最後はエロ穰且です。」

 「くおら!!王騎!!誰がエロ穰且だ!!司馬穰且!!うほっ!!良い女!!俺と食事に…………ゲハッ!!」

 「「言った意味が分かるかも………」」

 「エロ穰且が失礼なら、馬鹿穰且ですねぇ。騰。」

 「はっ。間違いなく馬鹿です。」

 「いってぇ!!」

 王騎将軍が自己紹介をすると、少年が言います。すると王騎将軍は最後が違うといい、エロ穰且だと教えると、司馬穰且が現れ憤慨しましたが、引っ越し屋の荷物に衝突、撃沈して、副官の騰に捨てられました馬鹿丸出し…………。

 「こらこら、あなた達、自己紹介しなさい。」

 「私はアルジーヌ。元捨て子。」

 「俺はセラビィ。エースの息子だ。」

 「なるほど………つらい思いをしてきたのですねぇ。困った事があれば相談に乗りますよぉ?では、これにて失礼。」

 「はっ。」

 「水晶軍団撤収だ!!」

 ラミィエルさんが二人に言うと二人はそれぞれ名乗りました。食器棚や本棚、ベッド等を運んでいた王騎将軍はしみじみと応え相談に乗ると伝え、部屋を後にしました(重いものはもうない)。それに続いて騰か三人に敬礼して後に続き、水晶軍団軍長達も退去しました。彼女達はただ感心するばかりでした。そりゃあね………その直後、爆音が轟き、アビシオンが宙を舞い、雲龍と飛龍が暴れまわったりしていましたちなみに後者はそのあと廊下の隅で正座を四時間させられていました。
 <<<<<<そんな賑やかな1日が過ぎ翌朝。私の誕生日パーティが行われます。高校生になってパーティというのも妙だけれども、ご馳走となるし、ミトス君と仲良くなるチャンスだから……………

 「ロラちゃん、おはよう。誕生日おめでとう。」

 「あっ、水晶様。」

 「招かざる客でございますが、私達もお願い出来ますか?」

 「誰??」

 「私はラミエル・ウィス。この二人はアルジーヌとセラビィ。」

 「「よろしく/よろしくお願いします。」」

 「よろしくお願いします。」

 「ロラ、おっはー。およ?」

 「アーチェさん、古すぎますよ。ネタが」

 「ンフフフ。おはようございます。おや、昨日の方々ですねぇ。」

 「ロラちゃん、おはよう。あれ?そのエルフの女性と二人は?」

 真っ先に現れたのは水晶様とリンク君。そして、昨日の三人ですが私達は知らず、とっさに聞き返していました。どうやら水晶軍団軍長達が触れ込んだらしい。私は断らず、受け入れることにしました。さらに古いネタを取り出して来ているのはアーチェさん。しかし、見たこともない三人にやや驚いていました。直後にミントさんがピコハンで殴打されていました。そして、王騎将軍の到着です。ちなみに、司馬穰且はまたしてもキャ○ク○へ。直後に私が好きなミトス君が来ました。

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