テイルズ学園
私の誕生日(2)
 「カーラーンパフェのお客様は?」

 「あっ、私です。」

 「リースちゃん、凄いの食べるね………」

 「お姉ちゃん、大丈夫?」

 「確かに………困ったわねぇ。ロラちゃん何をあげたら喜ぶのか……」

 「ロラさんは熱帯魚を飼っていらっしゃいますよ。」

 「「「「「わわわ。いつのまに?」」」」」

 「リースさんの『私です』から。」

 「気づかなかった…………」

 リースちゃんはカーラーンパフェ(どんなパフェだ!!)を注文していました。他の変なメニューは『クリームおでん』、『クリームカレー』なるものがあります。ちなみに、売れていません(当たり前)。側にいるショコラさんが言います。そんな二人を無視してしいなさん達が話を進めています。ちなみに、喫茶店『カーラーン4;44』にいるメンバーはミトス君、ゼロスさん、しいなさん、ショコラさん、すずちゃん、リースちゃんにジーニアス君です。

 「熱帯魚か〜俺様的にはハニーの下着がほしいなぁ………」

 「マスター!!クリームおでん一つ!!アホ神子に!!」

 「クリームおでんか。いいだろう。」

 「ちょっとまてぇぇ!!」

 「ロラちゃんにそんな事したら綱なしバンジー六回のあと、半裸で街中走って貰うよ。それとも、凶悪なねぇさまの料理を速達するよ。」

 「遠慮するぜ。」

 「クリームおでんだ。味わうといい。」

 ゼロスが言うと、しいなさんはダオスマスターにクリームおでんを注文しました。精霊召喚よりましです。ミトス君は彼にそう言いました。マーテルさんも料理殺人級なんだ………そして、凶悪なおでんの『クリームおでん』がゼロスの前に出されました。

『パク……』

 「うげ………大根とミルクの異なる次元の甘さがまずい………」

 「むう……失敗だったか。そういう時もあろう。」

 「ゼロスも余計なこと言わなければ良かったのにね。バカだね。」

 「うん。馬鹿だね。」

 食べた。しかし、速攻でそういうゼロス。ダオスマスターはそういうと厨房に戻って行きました。ミトス君とジーニアス君はそう言いました。

 「プレゼント?だったらお金だね。」

 「アニス!!迷惑よ!!」

 「「はぁ…………」」

 アニスが乱入してきたが速攻でティアにつまみ出されました。

 「本なんてどうでしょう。ロラさんは読書が好きですから。」

 「でも、本にもいろんなジャンルあるよ。」

 「ピンナップマグなんてどうだい?」

 「ダオスマスター!!クリームカレー、ゼロスに一丁!!」

 「了解だ。」

 「「…………」」

 「クリームカレーです。」

 すずちゃんが本はどうかと提案します。またしても懲りないアホ神子がピンナップマグ発言します。ロラは女の子。そんな物を読むはずはない。今度はクリームカレーを注文しました。ゲテモノ料理………。運んできたウェイトレスは水晶さんに似ていました。

 「水晶さん?」

 「私は氷晶。双子の妹よ。」

 「ぎゃあぁぁぁ。」

 「むう、また失敗だったか。この本に乗ってるものはよくないな。」

 しいなさんが問いかける問いかける彼女は氷晶だと言いました。どうりでにてるわけだ。またしてもゼロスが倒れる。ダオスはため息をついて本を置いた。その本のタイトルは『リフィルのぎりぎりレシピ集(著者リフィル)』です。そりゃリフィルの時点で間違っている。そこは、リーガル先生にしようよ。ちなみに、リフィル先生はおにぎりどころかサンドイッチですら失敗する。そんな人がまともなのを作れる訳がない。

 「ロラさんは小説を好んで読んでます。例えば、雪国とか………」

 「なるほど。」

 「すずちゃんいると助かるよ。」

 「いえいえ。」

 「しいな………俺様へのプレゼントは」

 「わさびラーメン注文する?」

 「俺様が悪うございました、そればかりはご勘弁ください。」

 すずちゃんがミトスに言います。そして、メモを渡します。そんなすずちゃんに礼を言うミトス君。ちなみに、ショコラさんとリースちゃんはカーラーンパフェを食べていました。大丈夫なのかな。またしても懲りないアホ神子が言うと、しいなさんは『わさびラーメン』なるものを注文しようとし、ゼロスは土下座していました。トイレに駆け込むのは嫌なのだろう。

 「じゃあ、僕達は本屋に行くよ。」

 「俺様はっと………帰って寝てる。クリームカレーとクリームおでんが堪えてるから。うぷっ…………。」

 「リースちゃんとショコラさんはどうするんだい?」

 「私達は部屋の片付けします。ダンボールがいっぱいなんで………」

 「引っ越しのまんまかよ。」

 ミトス君はお金を払い、喫茶店を出ました。そして、ミトス君とジーニアス君は本屋に行くと言い、ゼロスは寮の自分の部屋に急いで戻りました。しいなさんも戻ります。リースちゃん達は引っ越しの後片付けをするとのことです。

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