テイルズ学園
二学期開幕(戦)!!(4)
あの後また、アーチェさんとチェスターさんが喧嘩を始めたの。危ないなぁ。魔術飛んでくるから。私防げないし………。あっ、さっきまで箒でチャンバラしていた光シーナちゃんが光ラズライトちゃんを殴り飛ばし、大乱闘が始まっちゃった。巻き込まれるの嫌だから逃げよう………
「「私達と同じ名前だからややこしいね」」
「そだね〜。」
「今度こっちも喧嘩を始めたか。やれやれ………」
「天光満る処に我はあり………黄泉の門開くところ汝あり………」
「アーチェさん!!サイレンス!!」
「およよ………?」
「教室全壊は防げたな。」
「四人ともやめろ。」
「ふはは!!喰らうがいい!!」
「うるせぇ!!絶叫野郎!!」
「こっちも始まっちゃった………」
時擬似精霊組が私のそばで話しています。私は教室を抜け風に当たっているの。傍らにはミトス君。あとシルフちゃん。アーチェさんが詠唱し始めると生徒達が慌てて教室から逃げだしたの。でも、ミントさんが寸前で封印術で阻止。一応一安心と思いきや今度はアビシオンさんと阿毘姫さんが大乱闘を開始したの。
「やむを得ないな………クリムゾンソーン!!」
「「バカな!!」」
「教室大破はご勘弁願おうか。やるなら冥界でやってくれ。」
「助かったぜ。アルバフィカ。」
「あとはあの………」
『バキッ!!』
「私の光リンクさんを!!許さないよ〜!!」
「光エイルが加わった!?」
「手が付けられん………」
「光擬似精霊組と時擬似精霊組が入り乱れての大乱闘じゃねぇか!!」
アルバフィカさんが生徒達を守るためにクリムゾンソーンで二人を撃破し生徒指導室送りに。私達は外にいてミトス君とお話し中。教室では止めに入った光リンクさんが殴られ怪我をすると激怒した光エイルちゃんが乱入。他にも被害を受けた擬似精霊達(シフ、煉、陽炎、時ラズライト、時エイル、リナライト)も乱入。
「シオンちゃん、駄目よ加わっちゃ。」
「私、サンドイッチ食べたいです〜。」
「いこうね。」
「ハニー達止めな………ぐおぉぉ……大事な所蹴られた………」
「馬鹿が!!これをどうやって止めるんだ?」
「しかし、時擬似精霊組(二人除く)は巨乳ばかりで光擬似精霊組は美乳ばかりか。素晴らしい『バゴ』デベレ!!」
ルナフレアさんがオロオロしているシオンちゃんに言っていました。結局、シオンちゃんはルナフレアさんと共にカーラーンへ。私も行きたいなぁ。ミトス君と。二人でパフェ食べて/////私何考えてるのかしら/////。ゼロスさんが止めに行くけど時ラズライトちゃんにあっさり返り討ちに合う。アッシュさんが言う。司馬穣苴大将軍に砲丸と樽(どっから持ってきたんだ………!?Byクロードさん)が命中。そのまま一階へ落下。誰も心配しない。
「私も行くよ〜」
「私達も〜!!」
「なんか増えた!?」
「収拾がつかないな………」
「あっ、仲間が圧されてる!!援護に行くよ〜!!」
「すまんな。もう最悪のシナリオだ。こうなっては誰も止められん。」
「まさか、温和しい擬似精霊達が………大乱闘もとい、怪○大戦争を引き起こすなんて…………」
次々加わる擬似精霊達。光ラズライトちゃんを蹴る時エイルちゃん。光シーナちゃんを殴る光エイルちゃん。シフと陽炎ちゃんが衝突して自滅。リナライトちゃんを蹴り飛ばすアヤメちゃん。氷の擬似精霊、ユリアちゃんも乱入。小柄な少女達の、小柄な少女達による、小柄な少女達の為の戦争。
「いい加減にしろ!!」
『びくぅ!!』
「なんか、クラース先生よりアルバフィカさんのほうが先生として相応しいんじゃないか?」
「私には無理だな。」
戦争していた擬似精霊達に小宇宙を最大限に高めたアルバフィカさんが一喝。全員竦み上がり生徒指導室送り。
「今日の生徒指導室はにぎやかだな………しかも、二年一組の生徒ばかり……」
「大半擬似精霊達だし。」
「あのクラスは仕方ないわね。危険人物のアーチェさん、阿毘姫さん、チェスターさん、アビシオンさん、司馬穣苴大将軍、ゼロスさん達が固まっているから。」
「クラス分け失敗してなくねぇ?」
「確かに。」
「はうわぁ………」
「何があったんだ!?」
「コココ………戦争ですよ。擬似精霊達の。事の発端は光シーナがチャンバラしていて光ラズライトを殴り飛ばしたからですよ。で止めようとした光リンクが返り討ちにあって光エイルが乱入。次から次へと擬似精霊達が乱入していきこうなったのですよねぇ。騰?」
「はっ。そうです。」
掃除が終わり、私達は帰宅。生徒指導室の前に通りかかった二組の腐れ縁組が見て話していました。うん。私もそう思うの。ルークさんが王騎大将軍に聞いていました。説明する王騎大将軍と騰。私も大乱闘は知らなかったの。
「教室に被害は無かったよね………」
「ロラちゃん、被害は無かったよ。」
「コココ………巻き込まれずに良かったですねぇ。騰。」
「はっ。」
「教室では三組の戦争がありましたからねぇ。」
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