テイルズ学園
実戦演習
 木村隼人さんが凄い記録を叩き出していました。これにはその場の全員びっくりしていました。しいなさんやすずちゃんのような忍び組………有利だね。私は微妙。

 「ロラちゃん、無理して飛ばさなくて良いよ。マイペース。」

 「ふむ、ロラは第一走者の方が良いだろう。」

 「はい。クラトス先生。」

 「仮にロラが負けてもフォロー出来るようにしておこう。恐らく白ブロックは駿足部隊を出してくる。」

 「女子リレーと騎馬戦は白ブロックが優勝させ………」

 「ふっ、甘いな。目先の戦略しか立てられない貴殿には我が青ブロックには勝て無いだろう。それに、騎馬戦で勝つ戦略でもあるのか?」

 「水晶を狙い撃ちにし、二将を囲い込めば終わりだ。」

 「フッ……それでは水晶に負けるな。いや、水晶ひとりで圧勝決定だな。忘れたか?ユージーン先生。水晶が周辺諸国が恐れる武将だという事を。」

 私が頑張って走る。だけど、白ブロックの選手には勝てない。でもその後巻き返して逆転しています。悔しいなぁ。そんな私をたしなめるクラトス先生。ユージーン先生が言いにきました。が、クラトス先生が返す。水晶大将軍の狙い撃ちは危険すぎる。

 「こちらには李牧先生とロンメル将軍がいる。」

 「だからどうした。水晶は独自の兵法を使う。配下の諸将も皆強力だ。」

 「修練でカバーする。」

 「修練だけでは水晶には勝てんな。彼女は虚々実々の使い手だ。水晶」

 「何でしょう?」

 「白ブロックをからかってやれ。」

 「分かりました…………」

 ユージーン先生が言う。がクラトス先生は余裕です。私には分かんないけど……。遂にクラトス先生が水晶大将軍を呼び白ブロックに力の違いを見せろと言うと彼女は隊を率い平原へ。騎馬戦は数が多いため、体育祭二日目の午前午後に振り分けられているの。あっ、三組か幾人か参戦してる

『中央軍・田都』
『右軍・田単、ユリア』
『中央後衛・諸葛翠』
『左軍・田横』
『左軍後衛・田階』
『右軍後衛・田栄』
『本陣水晶大将軍』
『本陣右軍・陽晶』
『本陣左軍・陽光』
『遊軍・各千人将』
の系、千六百名。対する白ブロックは
『左軍斉明、羌鳶』
『右軍任草、張壬、韓衡』
『中央軍ロンメル将軍』
『左軍後衛・趙荘』
『右軍後衛・韓徳、韓毅』
『中央後衛・田関』
『本陣・李牧大将軍』
の陣形。ただし、両者本陣が後ろにあるとは限らない。
 演習開始です
 「ふん。白ブロックが押してるな。」

 「見かけはな。」

 ユージーン先生が言うとクラトス先生が返す。演習なのに、この緊迫感何?

 「李牧様、斉明やられました。水晶左軍強力です。」

 「右軍後衛を前に!!左軍後衛を動かせ!!」

 「李牧先生?」

 「水晶軍強力です!!左軍、任草、韓衡倒されました。左軍消滅!!」

 「李牧先生!!」

 「水晶は策を使って来ていません。不思議です。普通なら使ってくるはずなのですが………」

 「は!?」

 「正攻法と見せかけて奇策、奇策と思わせて正攻法。あるいは何の策も使わなかったり………使わないと見せかけて意外な奇策を使ったり……だから不利なんですよ。それに本戦なら王騎軍、摎軍、穣苴軍が加わるんですよ?勝てるわけありませんよ。」

 ユージーン先生がクラトス先生に言う。しばらくして形成が逆転。李牧先生があっという間に押されてしまいました。李牧先生は水晶軍が何の策も使って居ないため不審に思っていました。しかし、両翼は圧してる水晶軍ですが中央軍はロンメル将軍の守備に田都隊が苦戦。

 「…………右軍を中央軍に編入。」

 「水晶様、李牧軍が姿を眩ましています。」

 「……………後ろの林に時雨隊と紅蓮隊を伏せて。」

 「李牧先生!!て、敵襲!!」

 「見破られましたか。格子の陣を急げ!!えっ………?」

 「李牧先生、実戦なら討ち死にですよ?」

 「ユージーン先生!!李牧先生敗北しました。」

 「流石だな。」

 「李牧先生、今回は手加減しましたが本戦では手加減しませんよ。」

 「当然です。」

 水晶大将軍が右軍を中央軍に編入し、ロンメル軍に当たるよう指示。と、水晶大将軍にもたらされた情報。素早く奇襲と見抜き、紅蓮隊、時雨隊に迎撃命令と同時に水晶直衛隊もくらます。結果、李牧先生は前に時雨隊、紅蓮隊。後ろに水晶直衛隊と包囲され敗北。ユージーン先生は歯ぎしりしていました。李牧先生に言う水晶大将軍でした。

 「きゃっ!!痛たた………足捻っちゃったみたい………」

 「ロラちゃん、大丈夫!?」

 「大丈夫か?」

 「うん。足捻っちゃった………」

 「誰かすぐ保健室へ!!捻挫は癖になりやすい厄介だ。すぐに冷やして処置すれば大事には至らない!!」

 「はい!!」

 「誰か抱えてやれ。」

 「ロラちゃんは僕が抱えるよ。」

 「あっ/////うん///」

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あきゅろす。
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