テイルズ学園
楽しい買い物(2)
 「まって!!まって!!おかしいでしょ!!誰よ言ってるの!!」

 「これもいいなぁ。」

 「ロラちゃん、それも似合ってるわよ。」

 「ロラさんはかわいいのでだいたいの服は似合うと思います。」

 「アーチェさん!!ロラちゃんにそんなナンパ男を集めるような服を着せないで下さい!!」

 「ほいほい。」

 「そういえばすずちゃんはいつもその服だよね〜。」

 「忍者ですから…………」

 「あっ…………そう………」

 空中に突っ込むアーチェさん。しかし、この店にはたくさんの客が居るが私の周りにはアーチェさん、ミントさん達しか居ません。そんな時、私は、Tシャツを一人見ていました。私は着る服少ないから……お洒落も出来ないんだよね。三姉妹だし。
 そんな私に後ろから言ったのはすずちゃん。びっくりしたけれどもう慣れちゃった。アーチェさんは私に、上半身は水着のブラみたいでへそ出しで超ミニの服を持って来ましたが速攻でミントさんに怒られていました。私は露出狂じゃないしそんな服は着たくないよぉ。スケベ三大天が喜ぶだけだよ〜
 リースちゃんはすずちゃんにそういいます。やはりすずちゃんはいつもの通り返していました。
 ちなみに、クラース先生とミラルド先生はすでに学会発表のため会場である場所へ向かって行きました。

 「さすがに王都だけあるね」

 「そうだねぇ〜」

 「よぉ、さっきはよくもやってくれたよな。」

 「しつこいわねぇ。」

 「泣かしてやる!!」

 「私は誰にも負けられない。今こそ開け!!秘奥義!!聖皇蒼破陣!!!」

『ズドガガガガガガガ!!!』

 「ぐわぁぁぁ!!」

 「七色に輝く光の御志よ!!我らに仇なす敵を討て!!シャイニング・デルタフォース!!」

 「…………………」

 買い物を済ませた私達が出て来るとさっきリースちゃんにオーゼルヴィアヴィを叩き込まれ、ショコラさんにアプロディースメント・ソニックを叩き込まれたナンパ男がまたしても登場。あまりにもしつこく私に迫る。私は拒否しているとキレたショコラさん。腰に下げていたテミスの剣を抜き放ち、いきなり問答無用のごとく秘奥義をぶっ放してアーケードの柱に衝突しました。そして、そのまま、頭から落下もうだめかも…………そこへ、リースちゃんの秘奥義が炸裂。今度こそ、さよならでした。

 「お別れね。」

 「宋預さま!!!」

 ―――――そういや、お姉ちゃんに煙玉もらったわね…………。

 「えい!!」

『ぼん!!』

 「煙玉?」

 「ぐわぁぁぁ!!目が!!めがぁぁ!!」

 「何で?ロラちゃんがそんなの持ってるの?」

 「そうだねぇ……」
 
 「しかも、ただの煙球ではありませんね……」

 「何かあったら使いなさいってお姉ちゃんがくれたの。確か、モスラの鱗粉が使われてたと思うの。」

 「「「「……………」」」」

 −−−−−−哀れな末路だね。自業自得だよ〜。

 ショコラさんが決め台詞を言う。直後、部下らしい男が宋預と叫びます。そんな時、私はポケットに煙球が入っていることに気づきました。そのため私は、それを投げてみました。煙と共に虹色の粉が舞います。宋預と部下がのた打ち回ります。さすがに悪かったかなぁ。アーチェさんがそう言います。それに次いでポルカさんもいい、すずちゃんは忍者らしく冷静に分析していました。私はみんなに説明します。ちなみに、リースちゃんやショコラさんは哀れな末路だねと考えていました。ある意味怖い。
 私は、やはり罪悪感を感じられずにいませんでした。だって、モスラの鱗粉は毒鱗粉だもん。

 「ロラちゃん、罪悪感を感じたら負けですよ。」

 「元はといえば相手が悪いのですから。」

 「そうそう。」

 「自業自得なんだから気にしちゃだめですよ。」

 「あっ、はい。」

 「ん、女性陣は買い物終わったのか?」

 「一応ね。ロラちゃんとあたしが買い物多いんじゃないかな」

 「だろうな。」

 「ところで、のた打ち回っている連中は何ですか?」

 「どうせロラちゃん、ショコラちゃん、リースちゃんたちをナンパして返り討ちにあったのでは?」

 「まぁね。すっごくしつこい男だったけどね。」

 罪の意識を感じている私に言っているのはミントさん。すずちゃんがそう言い、アーチェさんも相槌を打ちます。さらに、リースちゃんが言います。そのため私も気にしないことにしました。そのとき、ゲームショップから戻ってきたクレスさん、ミトス君にチェスターさん。妙な男を見て口々にいいます。

 「ねぇねぇ、次どこ行く?」

 「今は15時半か」

 「ロラちゃんは時間大丈夫なのかい?」

 「19時くらいまでなら大丈夫。」

 「カラオケ行く?」

 「チェスター、お前が歌うと即退却だしなぁ。」

 「音痴で悪かったな。」

 アーチェさんが言います。遊び足りないようだね〜。その問いにチェスターさんは時間を答えるとミトス君が言いました。私はそう答えると、再び、アーチェさんが言います。そこへ、クレスさんが言うとバツが悪そうにそう呟きました。そんなに下手なんだ………………。

 「でもロラちゃん連れまわすのはかわいそうだよ。」

 「大丈夫ですよ〜。お姉ちゃん達楽しんできなさいといってたから。」

 「うーん、じゃ、18時くらいでミトスがロラちゃん送ってあげたら良いんじゃないかな。」

 「確かに。」

 ミトス君がそう言います。私は大丈夫だと答えましたがクレスさんが案を出すとミトス君はうなずいていました。私は大丈夫なのだけれども…………………

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