テイルズ学園
ハイラルの街(4)
でも、仕方ないよ。クレスさんのダジャレほんとにつまらないもん。私は、エビピラフセットを食べていました。隣ではミトス君も私と同じ物を食べています。しかしながら、アーチェさんはよく食べるよね……私、うらやましいなぁ。
「すずちゃん、美味しいですね」
「はい。魚の切り方もお見事です。」
「確かに。」
「美味しい外食は久しぶりです。私は朝晩はいつも食堂ですから。」
「えっ?ポルカちゃんは自炊出来ないの?」
「できません………」
「ロラちゃんは確か、お姉さん達が作ってくれるんだよね。」
「えっ?うん。そうだよ〜。」
「ショコラはできるよね。」
「ええ。お姉ちゃん。」
ミントさんがすずちゃんに言う。すずちゃんは見事な切り方だと誉め、さらに刺身定食を頼んでいたチェスターさんもそういいます。ポルカちゃんがいきなり言います。それにはみんなが驚きます。ただし、アーチェさん以外。話の主導権?はミントさんです。リースちゃんが私に言います。私はうなずきました。そして、ショコラさんに言いました。彼女任せなんだ…………私もお姉ちゃん任せだけれど…………
「じゃあ、今度教えてあげるわね。ロラちゃんも。」
「えっ?私も?たまには自分で料理したいし…………うん。わかった。」
「また連絡するわね。」
「「うん。ありがとう。」」
――――――ロラちゃんの手料理食べてみたいな。そう想うのは僕だけか?
「おい、ミトス、うらやましいぜ。どう口説いたんだ?ロラちゃんを」
「僕はまだ告白してないけれど?」
「//////////////」
「確かに気になるわ。ねぇねぇなんて言われたの?ミトスに」
「////////////////」
ミントさんが私とポルカちゃんに言います。私達はそれにお礼を言いました。その時、チェスターさんがミトス君に言うと、私は赤面してしおらしくなっていました。さらに、アーチェさんも気になるのか私に聞いてきましたが、私はただしおらしくなるだけ。しかし、実際はミトス君が言うように、何の告白もされていないのが事実です。
「チェスターさん?アーチェさん?食事中にうろうろしないでください。行儀悪いですよ?」
「悪い悪い。どうしても気になっちまってな。なんせ、ロラちゃんはおっとり系だろ?どうやって口説いたのかなぁってな。」
「あんまり、プライベートに立ち入るのは良くないわよ。」
「////////////」
「ロラちゃん?」
「なぁに?」
「あっ、いや………」
「?」
うろうろしているアーチェさんとチェスターさんにミントさんが注意していました。二人は気になったようです。そして、横から言っているのはミラルド先生。ちなみにクラース先生も興味津々です。その後、飲み物に唐辛子を入れられたのは言うまでもありません。恥ずかしがってる私に呼びかけたのはミトス君。私が振り返ると言い難そうにしていました。多分みんなが居るからだと思うなぁ。
「ほうほう。お兄さんが聞いてあげようではないか。」
「クラース?そんなこと言ってると、学会発表のスライドをピンナップマグに替えるわよ?」
「すみませんでした。」
―――――ロラちゃんかわいい。
「ロラちゃんはおっとりしているからこそかわいいのだと思います。」
「確かにねぇ。」
「そうですね。巻き込まれることはあっても、騒動を起こすことは無いですし。」
「そうだな。」
「「すみません。」」
「ご注文ですか?」
「「レアチーズケーキとわらび餅一つづつお願いします。」」
クラース先生がそういう。しかし、後ろでドスの効いた声でミラルド先生が言うとクラース先生はロボットのように謝りました。ピンナップマグを発表したら大恥としか言えないもんね。すずちゃんはそういうとミントさん、チェスターさんが続きます。ちなみに、ドリアの二人(ショコラさんとリースちゃん)はデザートを注文していました。レアチーズケーキがショコラさん。わらび餅がリースちゃんです。
「あれ?お姉ちゃん、ケーキ頼まなかったんだね。」
「うん。ケーキはよく食べるから………あっさりした和菓子も良いなぁって。そうだ!!すずちゃんならあんみつとか作り方知ってるかなぁ。」
「もちろん知っていますよ。他にもみたらしだんごとか………心太(ところてん)とか…………必要なら今度教えますよ?」
「お願いします。」
「わかりました。」
珍しいと言っているのはショコラさん。リースちゃんはそう答えるとすずちゃんが横から言いました。そして、お願いしますと言います。この間、私は、エビピラフセットをゆっくり食べています。ちなみにアーチェさんはサーロインステーキを食べ始めていました。すごい食欲だね〜
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