テイルズ学園
ハイラルの街(3)
それからしばらくしてほぼ全員の分が届きました。しかしながらここでハプニングが発生してしまいました。それはというと……………私の分が来ないのです
「私のこないね……」
「どうしたの?ロラちゃん。」
「店員呼んで。」
「ほんとだ。ロラちゃんのだけ届いてないよ。」
「ロラちゃんちょっと待ってね。」
「うん。」
「なんかあったのか?」
「チェスター?そう言う問題じゃないのよ?」
私がそういうとみんなが見ます。私はエビピラフセットを頼んだのになぜか私の分だけ何時までも届きません。値段はエビピラフセットのまま。私はどうして良いのか全く分からないでいました。ミラルド先生が店員を呼ぶ。
「ご注文でしょうか?」
「ちょっと!!彼女の分だけ来ないのはおかしいでしょ!!」
「えっ?ええ?!か、確認してきます。」
店員が来てミラルド先生が言う。慌てて確認を取りに行きます。厨房では………
「バカヤロ!!なんて説明するんだよ!!」
「すみません。」
「俺に謝るな!!ってか俺に謝っても仕方ねぇだろうが!!さっさとお客様に誤って来い!!」
「は、はい。」
「ロラちゃん、僕の分だけど食べなよ。」
「えっ?悪いよぉ。」
「はいロラちゃん。」
「あっ////ありがとう〜」
厨房では若い店員が店長に怒鳴られていました。その間、私はお腹がすいたままです。サラダをミトス君がわけてくれました。
「申し訳ありません。別のテーブルと混同してしまったようで………」
「ちょっと!!だったら半額にしなさいよ!!全員分!!」
「アーチェてめぇは黙ってろ!!二人前食べたいだけだろ!!」
「………………」
「ロラちゃん、困ってるのよ?早く作ってあげなさい!!」
「は、はい!!」
店員が謝りに来るとアーチェは待ってましたとばかりに半額にしろという。でも、チェスターさんに突っ込まれると黙りました。ミラルド先生が怒鳴る。私はミトス君から分けて貰ったサラダをついばんでいました。
「て、店長、半額にしろと言ってるんですが…………どうしましょう。」
「………非は我々の方だ。仕方がない。半額で構わない。」
「わかりました。」
しばらくして…………
「あっ、来た。」
「うちの若い者が失礼しました。注文した皆さんの分全部半額に致しますのでどうか……。」
「ロラちゃん今からだからみんな待ってあげなさい。かわいそうだから。」
店員が店長に報告していました。そして、私の分が届くと、店長は全員の分を半額として、さらに、私だけデザート一つを無料とするとのこと。私はそこまでしていただかなくても良いのだけれども、そうも行かないみたい。ちなみに、アーチェさん以外はみんな待ってくれていました。
「えっと、じゃあ、ガトーショコラを。」
「わかりました。」
「あたし、ハンバーグ定食とサーロインステーキライス大盛追加!!」
「アホか!!どんだけ食う気だ!!ハンバーグ定食代とサーロインステーキ代は自腹で出せよ!!」
「し、仕方ありません。」
「私たちの分も半額なんだし。良いのでは?」
「お店は?」
「知りません。」
「えぇ!?」
「悪いのは向こうでロラちゃんが迷惑を被ってるのですから。」
「「それはそうですね。/私達には非はないよ。」」
私は好きなガトーショコラを注文(タダ)アーチェさんは全品半額なのを利用してハンバーグ定食とサーロインステーキライス大盛を注文していました。突っ込んで居るのはやはりチェスターさんです。 すずちゃんがそういうとクレスさんが言いました。しかし、ミントさんの一撃で黙りました。ちなみになぜ全品半額かというとミラルド先生がプルートを召喚しようとしたほか私以外が怒っているから。最後に言った二人はリースちゃんとショコラさんです。ちなみに後者は店員の対応が悪ければオールゼルヴィアリィを唱えようと考えていて、前者はアプラディスソニックを放とうと考えていました。
「いただきます。」
「ミトス君。ありがとう。これ………」
「注文したのはロラちゃんだよ。だから食べなよ。」
「でも………」
「いいよ。僕は十分だから。」
私のガトーショコラが当然したのでみんな食べ始めます。それからしばらくしてアーチェさんの追加注文が到着します。私はサラダを大半譲ってくれたミトス君にサラダを返そうとするとミトス君は断ってきました。どうして良いのか分かんない。ミトス君は私を気遣ってくれていました。
しかし、アーチェさんの食欲すごいねステーキ食べてハンバーグ定食食べてさらにサーロインステーキ………肉ばっかりだね。太らないのかなぁ。と私は思う。というより胸焼け起こさないのかなぁ。
「なぁ、今気づいたがロラちゃんとミトス、なかなか良い仲じゃないか?」
「今更何を言ってるんですか?チェスターさん。ミトスさんとロラさんは前から仲良かったですよ。ロラさん、言われるまで分かってなかったようですが……」
「ほぇ?ロラちゃんって鈍いの?」
「アーチェさん!!ハンバーグをほおばりながらしゃべるのはやめてください。はしたないですよ!!」
「やはり、ビールが欲しいな。」
「お酒は禁止よ!!夕方から学会発表なのにへべれけで行く気?」
「じ、冗談じゃないか。」
「ロラちゃん、おいしいよね。」
―――――ロラちゃん好きなの確実にバレちゃったなぁ。言いふらしたら親友のジーニアス君と魔術で応戦しようかな。
「うん。」
私とミトス君の様子を見てチェスターさんが気づきました。しかし、ミントさんはかなり前から仲良かったよという。アーチェさんはハンバーグを加えながら返事をしてミントさんに怒られています。そして、クラース先生はお酒発言し、また、ミラルド先生に怒られています。懲りないね。私とミトス君は再び話していました。ちなみに、アーチェさんとミトス君はハーフエルフ。私は魔力を紡げないエリアス族です。
「う〜ん。このハンバーグ肉汁がすごくては美味しいなぁ。」
「………………そんだけ食ってたら味なんてわかんねぇだろ……」
「これで明後日の試合に勝てるね。」
『ひゅうぅぅ…………』
「クレス、ダジャレは止めろ飯が不味くなる」
アーチェさんが評論するとチェスターさんが呆れながらいう。再びつまらないダジャレを言ったクレスさんでしたが、誰も聞いていません。そればかりかチェスターさんに怒られています。
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!