テイルズ学園
ハイリアの街(2)
「しっかし混んでんなぁ」
「十二名様ですね。………しばらくお待ち下さいませ。」
「ん、そんなに居たっけ?」
「おいおい……ちょっとは考えろよ………クレスにミント、アーチェ、俺、すず、クラースの旦那にミラルド先生、ポルカちゃん、ロラちゃん、ミトスにリースちゃん、ショコラちゃんだ………だから十二人なんだよ。」
「これじゃパーティーだね。」
「そうですねぇ。」
「しかし、すごい賑わいだな。カーラーンよりすげぇぜ。」
そんな様子をみて、クラース先生がそう言う。ウェイトレスが現れしばらくお待ち下さいとのこと。確かに十二人もいたら場所とるしね。そんなに居たっけと言ってるのはクレスさん。横からチェスターさんが説明していました。最初は七人だったのだけれどもね。ミトス君がそう言うとショコラちゃんが言いました。そしてチェスターさんがそう言います。
カーラーンと比べちゃダメだよ。あそこもなかなかだけど。
それから十分程待って私達は奥の宴会場へと案内されました。
「あたしここがいい。」
「私はここで。」
「じゃあ僕はロラちゃんの隣で。」
「えっ?」
「私はショコラの隣でいいや。」
みんながめいめい座っていきます。ちなみに、机を中心として、右側にクレスさん、ミントさん。ショコラちゃん、リースちゃんすずちゃん、チェスターさん。左側に移動して、アーチェさん。クラース先生、ミラルド先生。そして、私とミトス君。
一部除いてカップルだ………(ミトスはロラに気があるが彼女は気づいていない。)
「割り勘だぞ。無茶なのは頼むなよ特にアーチェ。お前は普通三人前食うから。」
「わかってますよーだ。」
「「さ、三人前……すごいね。」」
「クラース、昼間っからビール、日本酒、など酒類は禁止よ?」
「わかってる。」
チェスターさんがアーチェさんに言います。彼女はばつが悪そうに答えました。ショコラちゃんやリースちゃんは驚いています。無理もないですが……ミラルド先生はクラース先生に釘をさしています。わかってると答えたものの、彼はメニューのお酒のページをみていました。
飲む気満々だね………
「やっぱり和牛ステーキでしょ。
ライス大盛で」
「おいこら!!ちょっとまて高ーぞ。三千ルピー超えてるじゃねぇか。」
「私はエビピラフセットかなぁ。」
「ショコラは何する?」
「そうねぇ………」
「僕はトンカツ定食かな?」
「その心は?」
「明後日の試合にカツ(勝)」
『ピュー』
「私はそうですねぇ………ドリアにしましょうか。」
「また無視された………」
いきなりステーキをみて言うアーチェ。反対側のチェスターさんが言います。さっきの話はどこへやら。私はエビピラフセットにしました。ミトス君も私と同じです。クレスさんはトンカツ定食に決めたようです。チェスターさんがそう言いました。するとくだらないギャグにつなげましたが誰も聞いていません。ミントさんはドリアです。
「あたしはやっぱり和牛ステーキ。ライスで」
「私は海鮮バラ寿司で。」
「そうねぇ。私は……ハヤシライス。」
「では私はポワレとビールでライスでな」
『バチコーン!!』
「冗談だ。」
やっぱりアーチェさんは和牛ステーキだそうです……高いなぁ。すずちゃんは海鮮バラ寿司。ミラルド先生はハヤシライス。クラース先生はポワレ(ライス)とビールと言った瞬間、どこからか出したミラルド先生にはりせんで後頭部を殴打していました。
「私達はエビフライ定食で。」
「んじゃ俺は………刺身定食で。」
ついで、リースちゃんにショコラちゃんが決まり最後にチェスターさんが決めました。こちらは大人数。誰が誰か分からなくなるのでミラルド先生は全員のオーダーをメモしていました。
アーチェ……ステーキ(ライス大盛、烏龍茶)。三千八百ルピー
ロラ……エビピラフセット(紅茶)。千百ルピー
ミトス……エビピラフセット(コーヒー)。千百ルピー
クレス……トンカツ定食(コーヒー)。八百ルピー
ミント……ドリア(紅茶)。千百ルピー
クラース……ポワレ(ライス、コーヒー)。千四百ルピー
ミラルド……ハヤシライス(紅茶)。九百ルピー
すず……海鮮バラ寿司。千二百五十ルピー
ポルカ……オムライス(紅茶)。九百ルピー
リース……エビフライ定食(紅茶)。八百ルピー
ショコラ……エビフライ定食(紅茶)。八百ルピー
チェスター……刺身定食。千三百五十ルピー。
合計、一万四千四百ルピー(一人、千二百ルピー)
結局、アーチェが一番高!!美味しいといいなぁ。一番安いのはリースちゃんとショコラちゃんとクレスさんです。ミラルド先生は店員を呼ぶ前にみんなに確認を取っていました。間違っていたら困るので。あとはオーダーミスに気をつけないと。ちなみに、洋食専門店のフォンデュでは行列ができていたということです。
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