テイルズ学園
連休前(3)
「でも………ロラちゃんいじるの楽しいのよ。」
「雲龍、じゃああなたがロラちゃんの立場になってみなさい?彼女がどれだけストレスを被るか…………」
「大丈夫よ。ロラちゃん頑丈だし。」
「違うに決まってんだろ!!屑が!!」
「屑屑うるさいわね!!!」
「ねえ、シルフィ、あなたはどうするの?」
「えっ?マオ様、わからないです………」
雲龍様が私をからかいの対象にしているよ………それに蒼龍様が反駁します。そこへ横からアッシュさんが乱入。雲龍と喧嘩をはじめていました。その時よこで話しているのは、マオさんとシルフィさんです。
私は今すぐにでも泣きそうな表情となっていました。ちなみに、今は放課後です。このとき、ロニさんは……肘の関節、膝関節などの関節がすべて逆方向に曲がっていました。怖いよぉ。
「雲龍、あなたいつから人をいじめるようになったの?少なくとも私はあなたにそんなふうになって欲しいと願ったことは無いわよ!?」
「やれやれ、また小言か…………」
「人の話を聞きなさい!!!ヴォルトアロー!!グランドダッシャー!!コキュートスブレス!!!ダイヤモンドダスト!!」
『ドガアァァァァァァァァァァン』
「キャアァァァァァァァ!!!」
「うわぁぁ!!!また俺まで!!」
蒼龍様は雲龍に説教を入れますが彼女は聞く耳を持ちませんでした。キレた彼女は上位魔術を次々に発動させ、後ろで雲龍のスカートを盗撮していた司馬穣且を巻き込んでいました。
「懲りませんねぇ。」
「王騎様、私は司馬穣且嫌いです。」
「私も嫌いだけど?」
「司馬穣且ってなんなんだろうね」
「当たり前だ!!あんなやつ好きだったらそれこそ痴女だ!!」
「「「私達も〜。あっ、でも私達好きな人いないよ。マスターが大好きだなんて言って…………わぁ、大声で言っちゃった。」」」
「天然MAX!!」
そんな様子をみて王騎様が言うと、摎様ついで水晶様、コレットさんが言い、アッシュさんがそう言いましたものコレットさんは司馬穣且の存在を完全否定しています。そのあとでエイルちゃん、シーナちゃん、ラズライトちゃんも続きました。ただ彼女達は『好きなんてやつ』にも反応し最初はいないといいつつ速攻でリンク君が好きだと大声でバラしていました。それをみてロイドがそう言います。
―――――疑似精霊も恋心持ってるんだ…………
「「「ロラさん、大丈夫ですかぁ?」」」
「えっ?うん。一応。」
「無理はしないでくださいね。相談なら私乗りますから。」
「はい。」
ジーニアスはそう考えていました。その時、先ほどの疑似精霊達が私に問いかけます。私が答えると安心した様子でしたが、独りだけ不安そうな疑似精霊がいました。それは、氷の疑似精霊、ユリアちゃんです。彼女は私の心を見透かしたような表情です…………
「なんなら私達のような疑似精霊従えてみます?魔石がいりますけど………」
「あっ大丈夫です………。」
「ロラさん、大丈夫ですか?顔色良くないよ。」
「うん………」
「「いい加減に静まりなさい!!/やかましいですね。ねぇ、騰に摎。」」
「「はっ。/ええ。王騎様。」」
ユリアちゃんはさらに私に言いました。かなり心配なようです。そして、横から言ってきたのは同じ図書委員のミトス君。
いい加減うるさくなってきたので龍乱様が二人を引き離します。ちなみに、二人の間ではプロレスの技まで繰り出されていました。
そんな二人に呆れているのは王騎様や摎様です。無理もないけど…………
「ロラ、明日、現場でバイトしないか?」
「バカシオン!!ちょっとは考えなさい!!か弱いロラちゃんに出来るわけないだろ!!!」
「いい金になるぞ?」
『カキーン!!!』
「ホームランだな。」
私にアビシオンが言う。私にそんな体力ないよ…。
速攻でしいなさんに飛び膝蹴りを食らっていましたが、めげていません。キレた阿毘姫は何処からかホーム○ンバットを持ってきて打ちました。彼はそのまま、緑水プールまで飛んで行きました。
どっから持って来たんだろう………
「これか?スマ○ラの世界から借りてきた。」
「意味わかんないよ………」
「わかるか!!!」
「お前も飛んでいけ!!」
「やだね。」
意味のわからないことをいう阿毘姫。突っ込んでいるのはジーニアス君。喧嘩を売ってるのはアッシュさんです。このとき私はミトス君やお姉ちゃん達と一緒にいました。もう疲れた私はミトス君やポルカさんと帰宅しました。私達の頭上をディーネさんの乗る天山艦攻とシフォンの乗る流星艦攻が通りすぎて行きました。
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