テイルズ学園
男にはやらねばならぬ時もある
「なに!!親子丼セットがないだと!!」
「貴様かアビシオン!?それを渡せ!!」
「食らうがいい……私を止めてみせよ!!」
「ぐわぁぁぁ!!」
「アビシオン!!ロラが泣きそうだろうが虐めんな!!」
ルークがキレる。さらに水晶様の側近達やロメルが追う。そんなアビシオンはインディグネイションをぶっ放します。私は本気で泣きそうな表情です。
「ロラ半分食べなさい。それじゃ絶対足らないわ。」
「お姉ちゃん…………」
「良いのよ。」
「ありがとう。」
そんな私にレオお姉ちゃんが半分譲ってくれました。毎回だけれども、食堂は昼頃戦場となります。私達以外でも…………
ここはサンドイッチやらパンを売って居る所。
「そのメンチカツパンは俺のだ!!」
「いや僕のだよ!!」
「いいから渡せ!!」
「私に渡しなさい!!」
「……………どうしょう」
ここでも激しい争奪戦が繰り広げられていました。争って入るのは、ロイド君、リンク君、劉破様、ディーネさんです。困っているのはポルカちゃんです。ちなみに、彼女はその後、メンチカツパンを諦めて、サンドイッチと大好きな揚げパンを買っていました。彼女ほうが正しい……
そして………
「「「「あっ…………」」」」
落ちた…………最後の一個が………四人から殺気が放たれていました。怖い。 この間に、私達は教室に戻ってきていました。そして………彼ら四人とアビシオン、阿毘姫はというと……
「てめーらが余計なことするからだ!!」
「お前ら許さねーぞ!!」
「ナイトの一族で巫舞使いの僕と戦うの?」
「ロイドやディーネなら勝ち目はあるが…………リンクと戦うのは厳しいな………疑似精霊呼ぶ上に巫舞を使う……」
「アビシオン!!調子に乗るなよ!!」
「私に逆らえるものはもういるまい!!!」
この様子だとまた始まりそう。
「うるせぇ!!男にはやらねばならんこともあるんだよ!!」
あっロイドがキレて私の椅子をリンク君に投げた。私はどうすることもできず、水晶様に守られていました。お姉ちゃんが怒ってる………更に彼らはそこらにある椅子やら教室の備品を片っ端から投げ始めました。
『ガン!!!』
「危ない!!皆ふせて!!」
「シャイン・アクアシールド!!!」
ロイド君は教卓に隠れ、リンク君は巫舞でかわしたり、ラズライトの『シャイン・オーロラ・シールド』で守って貰ったり………
「でひゃひゃロイド君、止め――ぶべらっ!!」
ゼロスが止めにいこうとしてリンク君がかわした椅子が命中し撃沈しました。しいなさんが怒っています。しかし、コレットさんに止められていました。リンク君は残りの疑似精霊を召喚します。このとき、劉破は防戦一方です。
あっ……ディーネさんが、ジーニアス君をつかんで投げました。プレセアが怒り心頭ですがアッシュさんになだめられていました。そして、ジーニアス君はロイド君と共に廊下に飛んでいきました………
「やれやれ……」
「私に逆らえるのはもういるまい!!!私に逆らえるものはもういるまい!!!!」
「「「貴様!!うるせー!!/喧しい!!!」」」
クロード君にフェニアさん、阿毘姫がキレた。彼らもまた廊下に飛び出します。
廊下に飛び出した彼らは武器になるものを探しています。
「ロイドこれを使え!!」
「親父!!ありがとう!!」
「ロイド、学校ではその呼び方はよせ。」
「マスター〜!!これを使って!!」
「シーナちゃん!!ありがとう!!」
「私、力無いから戦え無くて………ごめんなさい。マスター!!」
「お前も加わるな!!」
クラトス先生がロイドに二本のバットを渡します。さらに、リンク君にシーナちゃんがエレメンタルソードを渡していました。
ちなみに、劉破は龍乱様から大薙刀を受け取り、ディーネさんはアッシュから剣を奪い取って行きました。アッシュが怒っていますが、プレセアさんが止めていました。怒ったり宥められたり…………忙しいですね………。
必死で止める訳はゼロスさんの二の舞になるのがわかりきっているからです。
「アビシオン!!まて!」
「私を止めてみせよ!!」
アビシオンは榴弾を投げながら逃げ回ります。危ない……………
「もうどうにもならないわね………」
「うん……」
私は呆れているお姉ちゃん達と話していました。
「やれやれ……またですか。」
「劉破は確か……雲龍の軍長だったはず………」
めちゃめちゃになった教室を直す、王騎様に摎様、ペルセポネちゃんにユリアちゃん、リナライトちゃん達。水晶姉さんは何時でも助太刀出来るように準備していました。だから加わらないで欲しい…………
外に出た彼ら。そして、以前校内を走り回っては暴れるアビシオン……もうなんとかしてよ………私はそう思っていました。
外に出た四人は武器になりそうな物を探していました。と、リンク君が劉破を追い、体育倉庫へ飛び込んで行ったのはディーネさん。何をする気かしら………あっ!!ネットを持って来ました。そして、それを投げます。絡めとられた三人でした。
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