テイルズ学園
戦場の食堂
「ロラ、傷が開と良くないから、今日は見学したほうが良いと思うわ。」
「先生、ロラさんはおととい―――」
「えっ??」
「俺は大丈夫そうにみえるが?」
「ああ。リグレイツからきいているさ。倒れたら困るから休んでいたほうがいいだろう。なに見学扱いにはしないさ。」
「わかりました。」
やはり心配になったレオお姉ちゃんがそういいます。さらに、ミトス君も同調して司馬先生に言おうとしました。私はどうして良いのか分からず戸惑っています。傍らから私を白い目で見ているのはチェスターさん。
ただ、司馬先生はリグレイツから連絡を受けているとのことで、休むよう私に言いました。私は仕方がないのでネット張りやらを手伝っていました。
―――――これで良いのかな。
そして、私達がバドミントンをやっているころ、武道組はというと………
「ちょ、王騎……ぐわぁぁぁ!!」
「コココ………司馬穣且、体が固すぎますよぉ?摎を見なさい。」
「ちょっ、そこはそれ以上曲がら!!ぎゃぁぁぁ!!」
司馬穣且は王騎にいじめられていました。自業自得です。さすがは六大将軍最強……
さらに剣術組はというと……。
最初の初歩(やったことのない人もいたため。)からやっていました。みんなたのしそう…………。
体育館で見学している私は楽しそうな(一部以外)みんなをみていました。短パンの上にジャージを着ているため、下着は見られません。
―――――水泳かぁ………覗きが現れて着替え中見られたらいやだなぁ。特に、チェスターさん、ゼロスさん、に司馬穣且、隣のクラスのロニさん……
そして、そんな楽しそうな時間が過ぎ、二限目が終了。
「礼!!ありがとうございました」
『ありがとうございました』
ネットは次使うためそのままで良いとのことでした。そして、二組のそばを通りかかったとき、私の前を歩いていたのはゼロスさん。
「このロニ!!いっぺん死んできなさい!!」
『ドガァァン』
「なんだなんだ〜〜ってどわぁ!!」
『ガシャァァァン!!』
「いま何が起きたの?お姉ちゃん?」
「さぁ………」
二組の女子達が着替えようとしているところへ侵入しようとして六将衣に着替え終わったていた龍乱さんに投げっぱなしスープレックスをくらい、吹き飛んでたまたま歩いていたゼロスに司馬穣且、アビシオンを巻き込んで、廊下の窓から落下していきました。ちなみに、ここは四階です。
「………ロラほっておきなさい。」
「うん……」
モルお姉ちゃんは私にそう言います。そして、私達はその隙に着替え終わります。
「くっそぉ今日は酷い目にあったぜ。」
―――――それは大半お前の仕業だ!!!
「ンフフフ………司馬穣且、あなたが余計な事をしなければこんな事にはなりませんよぉ?自業自得です。」
「きゃっ!!」
「大丈夫が!?コレット!!」
司馬穣且が愚痴る。それには皆が同じことを考えていました。さらに王騎にどやされ、その後ろでコレットさんがこけてロイドに体当たりしていました。
「水晶姉さん。」
「どうしたの?リンク君。」
―――――あのリンク、うらやましいぜ!!
―――――確かにな……
―――――私もお姉ちゃんに甘えようかな。
ゼロスさんとチェスターさんがリンク君と水晶様をみて考えていました。ちなみにリンク君は水晶様に抱かれています。いいなぁ。私も甘えたいなぁ。
「どうしたの?ロラ?」
「あっ……なんでもない……」
私はお姉ちゃんにくっつこうとしましたが、途中で止めました。変な風に見られたくなかったから………私にそんな趣味はないから。
―――――ロラ、甘えたかったのね………まぁロラは甘えんだから仕方ないわね。
そして、お昼の時間。
―――――もたもたしてたら無くなっちゃう………
食堂に向かう者、弁当を持ってくる者…それはひとそれぞれ。ちなみに、食堂は各校舎に一箇所ずつあります。かなり広いのでたくさんの生徒が利用します。私はいつも食堂で親子丼などを食べています。
「今日の日替わりはなにかなぁ。“ニンニクたっぷり焼き肉定食”………やだ。親子丼セットかな。」
私は焼き肉定食を止めて、親子丼セットにしました。しかし………
「悪いね……今ので親子丼セット終わりだよ。返金してあげるから他のにしてね。」
「………他のにしてっていわれても……あんまりいいのないし……どうしょう」
私が来た時間がちょっと遅かったため、人気の親子丼セットが売り切れてしまいました。途方に暮れる私。残って入るのはラーメンやうどん、不人気(特に女性達)の日替わり定食なくらい
―――――仕方ないからサンドイッチでいいや………
私は仕方ないからサンドイッチを2つとココアで我慢する事にしました。後でお腹空きそう………。
「ロラ?どうしたの?」
「親子丼セット売り切れちゃったから仕方なしに………でも足りない。しょうがないからパンでも見て来ようかな………」
「私が残りを取らせてもらった。私に逆らえるものはもういるまい!!」
―――――そんなので勝ち誇らなくても………
「アビシオン!?可哀想だろ!!」
「甘いわ!!早い者勝ちなんだよ!!」
「アビシオン、あとで覚えておきなさい。す巻きにしてラルヌ河に沈めてあげるから。」
私はレオお姉ちゃんにそう言います。と、横から勝ち誇り、威張りながら現れたのはアビシオン。そこへ持って阿毘姫が現れアビシオンに死の宣告をしました。私は泣き出したい衝動を必死に抑えていました。
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