テイルズ学園
騒乱の体育
 「私、いつまでも休んで迷惑かける訳にいかないから明日は学校行くわね。」

 「ちょっとロラ、大丈夫なの?無理しちゃダメよ。」

 「うん。だけれどもいつまでも休めないし………。だから行くの。」

 「わかったわ。ロラが言うなら私は止めないよ。

 「うん。」

 私が行くつもりだと言うと、モルお姉ちゃんが私に注意します。だけれども、私は行くつもりなの。その返事を言うと、レオお姉ちゃんはそれを待っていたかのような返事を返してきました。寮にいても寂しいしね………。

 「明日は体育あるんだ……また覗かれそう………」

 「あの変態共ね……。」

 体育系は基本的に体操服(ジャージ)に着替えます。例外として王騎様、摎様、水晶様、司馬穣且だけは六将衣に着替えます。そういえば、水晶様は着替え中は護衛としてリンク君や疑似精霊を配置してるわね………そして、司馬穣且が覗こうとして彼に斬り捨てられてゴミ捨て場に入れられてたっけ………。
 そして、次の日の朝。

 「「「俺達の武器は!!」」」

 「地位と」

 「美貌と」

 「「「覗きじゅ………」」」

 「ふざけんじゃないわよ!!!このスケベ大魔王共!!」

 「水晶姉さんに手をだしてみろその首、撥ねるよ!巫舞で!!」

 「右に同じですねぇ。摎にちょっかい出すと、明日の朝日をみれませんよぉ?」

 『ドカバキメキグチドッカーン』

 「「「ぎゃあぁぁぁぁ!!!!」」」

 やけにハイテンションなスケベ大魔王共。私達の着替えが見れるからでしょう……。しかしながら、ゼロスはしいなさんに、司馬穣且は摎様は水晶様、王騎様の六大将軍とリンク君にチェスターさんはアーチェさんにフルボッコにされていました。三人は私達が着替えている最中はしいなさんの精霊達、疑似精霊達、リンク君に見張られていました。三人共縄どころか、鎖までも使ってしばられていました。

 −−−−−しかし、疑似精霊達はかわいいなぁ。仕草も、胸もおっきくて……

 −−−−−でひゃひゃひゃたしなかになあ。

 −−−−−おいおい、疑似精霊達はリンクの2つ年上なんだぜ?手をだしたら俺達はちょっとヤバいぞ。

 −−−−−なんだって!!

 私達は今の内に着替えます。ちなみに他の男子達は別の更衣室を使っています。
 しばられている彼らは彼らで、疑似精霊達(エイル、ラズライト、シーナ、ユリア、リナライト、ペルセポネ)を見ながら心の中でつぶやいていました。
 彼女達は、リンク君の2つ年上つまりは、14歳。流石にまずい。
 しばられているのも 問題ありますね………めげない上に言いたい方だいだね……。

 「私達はどうします〜?」

 「エイルさん、ラズライトさん、シーナさんはリンク様の御指示にしたがってださい。私達は水晶様に従います。」

 「いやぁ〜ん//////ちょっとなにするんですかぁ!!お返しです〜五月雨!!瞬迅烈斬風!!!とどめ〜衝撃真空破!!」

 疑似精霊達が話しているとその中でも一番きれいな緑髪のエイルのスカートをめくった司馬穣且。しかし………彼は反撃の連続攻撃を受け轟沈しました。相手が良くなかったわね……シーナちゃんなら反撃してこないのに………

 「ばっかだね〜。」

 「司馬穣且、またあなたですか。懲りませんねぇ。コココ……前は龍乱のスカートをめくろうとして裏拳をくらい、晶にちょっかいだして副将のリンクに切り刻まれたりしてましたねぇ……」

 「馬鹿ね。エイルはリンク君の副将で接近戦も強力なのよ」

 「マスター。びっくりしましたぁ〜。」

 司馬穣且がエイルにスカート捲りをして撃沈させられた時、着替え終わったあとの私達がさわぎを聞きつけて出てきました。
 エイルさんはリンク君に飛びつきます。そんなようすを苦笑しながら見る水晶様。殆どの女子達は彼に侮蔑と軽蔑の目を向けていました。司馬穣且はロリコンの称号を得ました。

 −−−−−えっ?エイルさんって副将なの??

 「それよりさぁ、ロラちゃんはもう大丈夫なのかい?」

 「そうね。ロラちゃんは私ほど頑丈ではないからね。」

 「「無理は駄目だ。しんどかったら休んだほうがいい。/良いですよぉ?コココ………」」

 「うん。わかったよ〜。でも大丈夫だよ。」

 私はそう思っていると、しいなさんと水晶様にアッシュ君、王騎様が近づきそう言います。私は頷きます。
 ちなみに、エイルさんは2人司馬穣且のそばに行くと窓から彼を投げ捨てました。彼女曰わく、女の敵だそうです。
 ……その通りなんだけどね。
 そして、武道組は専用部屋へ、剣術組は道場へ、私達は体育館へ、残りは特別訓練施設へ………移動します。

 「今学期はバドミントンだ。6月からは金曜日が水泳になるが、そのときは事前に連絡する。その前に、アーチェ、魔術は使うなよ。けが人がでるからな。それと箒に乗るのも反則だぞ。チェスターは弓を持ち込むな。まぁわかってるとは思いますが。」

 「わかってますよーだ。」

 「わかってますよ」

 ―――――水泳かぁ………苦手なんだよね………

 ―――――バドミントンならできるかも。はまると楽しいし。


 司馬錯先生がそう言います。同時に体育館に爆笑の渦が巻き起こりました。確かにシャレになりません。
 体育は苦手だけれどもバドミントンって結構楽しいんだよね……。6月からは水泳かぁ。一応泳げるけど………
 苦手だと考えているのはジーニアス君に、チェスターさん、ミトス君です。。

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