テイルズ学園
掃除といういう名の戦闘
「ロラ、大丈夫?」
「一応………」
「ロラ、泣いてないで、元気出しなさい。まぁ、ロラはおっとりしてるのが良いところなんだけどね」
「まぁね。だけどこのアホシオンはなんとかならないのかい?」
「双撞掌底破!!」
「妾を愚弄せし罪……」
「気持ち悪いんだよ!!」
『ドゴォ!!!!』
「ぐはっ!!」
―――――おぉ……こりゃなかなかいいのを見せてもらったぜ。
―――――でひゃひゃひゃ。サイコーだぜ。
―――――総レースじゃねぇかきわどいねぇ。カメラっと…………パチ。
モルお姉ちゃんが私に言うと私はそっとこたえました。そして、レオお姉ちゃんが溜め息混じりで言います。ちなみに、私はエリアス三姉妹で一番弱く、泣きやすい。レオお姉ちゃんに答えたしいなさん。いい加減にしろと言いたげです。
プロネーマみたいなことを言うアビシオン。似合わない上に気持ち悪い。そのまま、阿毘姫さんに踵落としを食らっていました。その時、ミニスカートの中が丸見え(きわどいピンクの総レースの下着)………それがみえてしまいました。スケベ三大天はにやけていました。私は女だし、どうでもいいや。
―――――今日も戦争だね。これ………
―――――いい加減にしてほしい。
ちなみに、つぶやいているのはレオお姉ちゃんとジーニアス君です。それはみんなが思っていることですから。なぜか私が被害者になる確率高いんだよね……………迷惑なのに……………
―――――私ばっかり。厄年なのかなぁ?
今日も保健委員は大忙し。けが人を保健室まで輸送し続けていました。そして、ミントさん、飛龍さん、リグレイツ先生の法術で治療していきます。
「阿毘姫、、アーチェ、アビシオン、壊した教室の修理代払えよ。」
「「わかったわーよ/わかった」」
「しょうがねぇ。」
「まったく………このクラスでまともなのは極一部だな……」
「まぁね。」
三人に言ったのはアッシュ君。彼らの反応は適当です。ちなみにアッシュ君を初めとして阿毘姫、私達三姉妹、ゼロスその他幾人かはかなりの金持ちです。
「あら〜二組と一組の隔壁がすごいことになってますね。」
「しかし、ずいぶんと派手に開けたな。この壁は鉄板で100mmあるはずなのだが…………」
「また、あの馬鹿の仕業だ………」
開いた大穴をみてクラトス先生、クラース先生、ルナ先生が話していました。厚さ100ミリ?!十サンチ(センチ;フランス語)の鉄板が…………凄い威力。
余談だけどルナ先生の衣装は透け易い。私は女だから興味はないんだけど…………男子生徒には人気なの(極一部)
「アビシオン!!阿毘姫!!いい加減にしろ!!!!」
「先生!!アビシオンがロラちゃんいじめてました!!」
「なんだと?」
「言いがかりも大概にしろ!!」
「事実だろ!このバカシオン!!!!」
クラース先生が二人を怒鳴る。ロイドが言う。さらにそこへもってチェスターが負けじと横槍を入れる。結局……二人は生徒指導室へ連行されました。
「結局、あいつらの後片付けを俺らがやらんとならんのか…………」
「はかいこうせん」
「まて!まて!まて!おかしーだろ!!誰だよ使ったの。余計に壊すな!!」
「ファイアミラーでも装備するか?」
「いらねえよ!なにと戦う気だ」
ファイアミラー;熱線を約一万倍に増幅し跳ね返す、特殊な共有結合物質。
「よけいにあぶねぇだろ!」
「あっ、やば」
ロイドが愚痴りながら修理していました。手際はいいと思うよ〜。ちなみに、誰かにツッコミ入れてるのはゼロスです。ファイアミラー発言はディーネさんとシフォンさんです。
カイル君が手を滑らせ金槌が飛んで行きました。私のほうに…………
「えっ?きゃあ!!」
「た、大変!!ハコバナイト!!!!」
そのまま、私に命中弾となり私は気絶しました。慌てたミントさん……片言で言うとそのまま私を抱きかかえ保健室まで運ばれていました。
「はい。これで大丈夫よ。とりあえず、まだ休んでたほうが良いわ。」
「すみません………」
その頃、教室では
「カイル、眠りながらハンマー振るな!!おかげでロラちゃん怪我したじゃねーか!!!」
「悪い………」
「俺に謝まんな!!謝るならロラちゃんに謝れや!!」
カイル君とゼロスが喧嘩していました。こちらは無害な言い争いです。ちなみに、溶接しているのは二組の雲龍さんです。
「で、ミントちゃーん、ロラちゃんは?」
「ロラさんなら保健室で寝ていますよ。脳震盪起こしたみたいなので。多分大丈夫だと思います。」
ロラですら金槌の直撃で倒れるのに、厚さ100ミリの鉄板をぶち抜いて二組の教室を大破させたアビシオンはどれだけ頑丈なのてしょうか。
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