テイルズ学園
嵐を呼ぶ、学級委員
 「ふははは!!!!今年こそ、私が…………」

 「うるせぇんだよ!!!俺様の本気………見せてやるよ…………くらいな!!!!シャイニング・バインド!!!!」


 「この世に(略」

 「ハニー見てくれてたか〜?」

 「いつものことでしょ?」

 「やるならこのくらいやりなさいよ。」

 「ココココ…摎、それくらいにしないと、また、教室が消し飛びますよぉ?」

 アビシオンが騒ぐ。いいかげんに切れたアホ神子さん、否、ゼロスさんの秘奥技で撃沈しました。そして、自慢しますが、しいなさんは呆れながらいい、摎さんは剣を抜き秘奥技を出す構えをしましたが、王騎将軍に止められていました。

 ちなみに、転校生組は空いた口がふさがっていませんでした。この時、私達を初めとした他の生徒はというと……………

 「またか…………」

 「いい加減にしてくれよな…………」

 「おーい!!!ゼロス、もっとやっていいぜ。」

 「煽るな!!!!屑が!!!」

 など、反応は様々。煽っているのはロイド君です。私はリースさんやレオお姉ちゃん達と話中です。

 「リースちゃん〜レオちゃん〜あとで俺様と遊びに行かないかい?」

 「出ていけ!!!!!このアホ神子ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!

『ガッシャーン!!!!!』

 「ちょ!!!!わぁぁ!!!」

 ゼロスが速攻で私達をナンパしました。しかし、ぶちぎれたしいなさんに投げっぱなしスープレックスをくらい、窓ガラスをぶち破ってそのまま、飛んで行きました。ちなみに、私達がいるのは四階です。大丈夫なのかなぁ?

 「なぁジーニアス君。」

 「ん?どうしたの?」

 「ああいうのはいつものことなのか?」

 「うん。あれならましなほうだよ。始業式の日なんて教室が消し飛んだよ。他に阿毘姫さんやアーチェさん、チェスターさんもよく暴れるから気をつけたほうがいいよ。」

 クロード君がジーニアス君に聞くとため息をつきながら答えました。クロード君は目が点になっていました。
 その頃、隣のクラスでは………

 「はうわぁ…………」

 「お嬢さん、一緒にお茶でも飲みませんか?」

 「やめとけ、ロニ、あいつと同じ目にあうのが関の山だぞ。」

 「きゃっ!!!飛龍!!!カバンにカエル入れたわね!待ちなさい!!」

 驚いているのはアニスちゃん。ロニは龍乱にナンパをかけ、横からガイに言われていました。確かになりかねません。龍乱も六大将軍の一人で、水晶さんを遥かに凌ぐ攻撃力を持っていますから。さらに後ろでは飛龍のいたずらを受けた雲龍が追いかけていました。

 「二組も騒がしいな…………」

 「やれやれ…………」

 「今日も大変な一日になりそう………」

 そして、チャイムがなり、クラース先生がやってきました。ちなみに、ゼロスは体中にガラスが刺さった痛々しい姿です。みていられないです…………

 「………………」

 クラース先生は泣きそうでした。なぜなら、痛々しい人はいるわ、喧嘩上等状態もいるわだからです。

 ―――――お前ら、いいな。保健委員の番になったらあいつらを推挙するんだ。いいな。

 ―――――わかったよ。

 ―――――ラジャー。あと図書委員もね。

 ―――――了解。

 暗躍しているのはチェスターさんにアーチェさん、ロイド君達です。ちなみに、クラース先生は委員を書き出していました。私にはやる仕事はないと思う…………

 「では、級長からだが…………」


 「ふははは。私に決まっているだろう?私に逆らえるものはもういるまい!!!!!!」

 「うるさい!!バカシオン!!!」

 「やっぱりここは落ち着いていてしっかり者のレオさんしかいないだろ。」

 「二人いるから、決戦投票だ!!!」

 立候補したのはアビシオンとロイド君が勝手に推挙したレオお姉ちゃん。クラース先生はそれを見越してか…………投票用紙と箱を用意していました。投票用紙は記名式。皆が投票します(二人以外)。
 結果は…………
 アビシオン君…………0票。
 レオお姉ちゃん…………30票。
 ロラ(私)……………12票
 圧勝以外何物でもないねって誰かしら。私を推したの。立候補してないのに…………ちなみにクラスは四十四人クラス。約七割がお姉ちゃんに残り三割が私ということです。

 「バカな!!!」

 「だからうるせぇんだよ!!!」

 「静かに!!!というわけで級長はレオにやってもらう。副級長だが…………」

 しかし、こちらはだれも立候補せず、長期化の構えを見せていました。仕方ないので先生は飛ばすようです。

 「保健委員の二人だが…………誰かやりたい人、あるいは推したい人はいるか?」

 「はーい。クレスとミントがいいと思います。」

 「俺もクレスとミントがいいな。」

 「確かにいいな。」

 「俺様はロラ………」

 ―――――ゼロス!!!空気を読め!!!

 ―――――わりぃわりぃ。

 「俺様も二人がいいとおもうぜ?」

 「「えっ?!ちょっと!!!」」

 先生がいうとアビシオンが手を上げる前にアーチェさんとチェスターさんが二人を推し、さりげなく私を推そうとするゼロスを買収しミントとクレスを推します。結果は…………二人に決まりました。まぁ、アビシオンがなるよりいいよね。二人に拒否権はありませんでした。

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