テイルズ学園
選択授業
 「多分、フェアリーモスラはお姉ちゃんが余分じゃないかなぁ。だったら私は一人で運ぶしかないよ」

 「ふーん。まぁ俺はノイシュに乗せるがな。」

 「あら?どうしたの?ロラ?」

 「あっ、お姉ちゃん!!」

 私とロイドが話していると現れたのは、レオお姉ちゃん。ちなみに、ロイドは私に対して勝ち誇ったような態度です。しかし、彼は遅刻大魔王です。さらに、成績も学年下から何番目かです。そんな彼に勝ち誇る要素などありません。

 「ロラ。ひょっとしてフェアリー呼ぼうとしていない?まぁ、ロラの体力考えたら妥当かもね………………なんせ一番体力少ないから。」

 「………………………」

 「ロラ、ひょっとして図星?」

 「うん。」

 「まぁ、いいわよ。怪我されても困るから。」

 レオお姉ちゃんは私にそう言います。一瞬答えられなかった私。考えがバレてしまいました。怒られるかと思ったのだけど、怒られませんでした。

 「武道と体育と剣術……どれ取ろうかなぁ。私、体育は苦手だし…………剣術も……………」

 「ンフフフ………………我々は武道か剣術ですよぉ?ねぇ水晶。」

 「…えぇまぁ。私達は六大将軍だから。」

 ちなみに、体育と剣術と武道は選択でどれか一つ選択しないと行けません。私は、どれをとるか悩んでいました。
 今は休み時間。今のうちに決めないといけませんしかしながら、私は体育は苦手。私が迷っていると王騎将軍が現れ、そう言います。体育を選ぶ人は少なそうですね。担当はいい先生なのですけど……………

 「レオお姉ちゃんはどうするの?」

 「私も迷ってるのよ…………」

 どうやら迷っているのは私だけではなかったようですね。他にジーニアス君や、アーチェさん、コレットさん、しいなさん、リースさん……………など。
 ちなみに、王騎将軍を初めとして六大将軍達、ロイド君、ゼロス、クロード君、フェニアさん、リンク君等剣に自信のあるメンバーばかり……

 「どうするの?僕は運動音痴なのに…………」

 「私も」

 「「私も〜」」

 「忍びの授業あればいいんだけどねぇ……」

 「あぁ。そうだな。でもあり得そうだぜ?ここの学校は、変わった授業あるくらいだからな。」

 「そうですね。最近、服部半蔵という先生がきたようです。十分にあります。」

 一番困るのは私達のような、運動音痴組。さらに、忍術の授業が欲しいと言ってるのは木村隼人さんにしいなさん。よこから現れたのはすずちゃん。いつのま?

 「忍者ですから」

確かに二人は忍者だけど……………

『キーンコーンカーンコーン』

 「着席!!!!!」

 「体育か武術か剣術か………なお今年から忍術が体育科目に加わった。ただ、この科目は忍びの家系が受講したほうがよい。」

 クラトス先生がそういう。ちなみに、忍びの授業を受講するのは、しいなさんすずちゃん、木村隼人さんと木村隼人さんの兄弟達に彩雲さんです。全員忍者だ……………しかも、先生は服部半蔵……

 しばらくして生徒達の希望を聞くためアンケートを取ります。
あまりに剣術に集中したので先生が再編成をしていました。ちなみに、忍術は即決でした。

 「ふむ…………」

 「ココココ…………武術ですか。悪くはありませんねぇ。穣且。」

 「うっ…………」

 「おや?摎も武術ですか?女性が足技とは…………まぁいいでしよう。」

 ちなみに武術になったのは王騎将軍に司馬穣且に摎にアルディーリアさん達。
 ロイド君やゼロス、水晶さん、リンク君、アッシュ君、クロード君、クレス君達の剣士達で、残りの人たちが体育です。あれ?モルお姉ちゃんは武術に行ってるよ〜なんで?

 「ロラ、トラウベル流武術は強力な護身術になるわよ。だからね学ぼうっと思って…………」

 「そっかぁ…………」

 私がモルお姉ちゃんに聞くとお姉ちゃんはそう答えてきました。その手がありましたね……………でも私は武力は苦手…………いつも守られる側だし…………

 一旦、みんな解散し、それぞれに別れて説明を受けていました。
 そして…………その休み時間…………

 「なぁ、三限目って確かクラス委員決めるんだよな…………」

 「でも、級長はレオさんだよね。」

 「あぁ。てかあのひとしかいねぇよ。」

 「全てを…………」

 「お前は黙ってろ!!!空破爆炎弾!!!」

 「バカな!!!!」

 クレス君がそう言います。それに答えたのはコレットさん。さらにチェスターさんが言います。ちなみに、アビシオンは騒ぎそうだった為、阿毘姫さんに空破爆炎弾を叩き込まれ、轟沈していました。

 「お姉ちゃん人気だね。私は人気無いけど…………」

 「ロラ、貴女はおっとりしすぎよ。もう少し自己主張したらどうかしら?」

 「……………………」

 私は一人つぶやくとレオお姉ちゃんがそう言います。しかし、私はそれには答えませんでした。理由はお姉ちゃんも理解していました。そう、私は自己主張というのも苦手なのです。それに私は人の上に立つには温厚すぎました。指揮能力もお姉ちゃんほどありません。

[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!