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転生トリップしたようで


「っ……産まれましたっ!!若菜様っ、二人目も元気な男の子でございますよっ!!」



…え、なに?誰が産まれたって?
…誰が男の子だってぇぇ?





「なっ…泣かない!?それどころかもう目が開いて…」







おぉっと、なんだコレは
あ?転生?転生したのか?
念願の男の子に転生?いやぁ、嬉しいね
輪廻転生の理に乗っとったら、そうそう死んでもういっぺん人間に生まれ変われるなんざ中々ねぇんだろ?
よくて…草木?鳥?貝?
悪くて犬畜生だか豚畜生だったかな?
まぁ、そこは前世の行いが良かったからしとこうかね




「フフッ…あら凄い。鯉伴さんの血を継いでいるからかしら?」






………鯉伴………さん?



恐る恐る顔を声の方に向けてみた


中・高生でも通りそうな童顔

優しそうに赤ん坊を撫でる華奢な手

湧き出る癒し系のオーラ



間違いなく彼女は



奴良若菜だった

















ええぇぇぇ!!?
なに!?俺ってば『ぬら孫』世界に転生トリップとやらしちゃった訳!?
いいのかよ!こんなポジションで!?

ん、まてよ?さっき二人目っつったな、
両方男の子ともいってたな
じゃああれか、俺とリクオは双子なわけか
二人目だから弟か
じゃあ三代目は継がなくてもいいな!
よかった良かった





ま、この際転生トリップしたもんはしたかねぇだろ
生まれたからには原作知識利用してはっちゃかめっちゃかやってやろうじゃねぇか
まぁ、さしあたってまずは
俺の父親であろう、2代目大将 奴良鯉伴殺害
を止めることだろうな
たしかリクオが5歳のときに殺られたらしいから、それまでに剣術は習っとこう
ぬらりひょんとしての技は盗んで覚えよう
よし、決まり







短いようで長い今度の行動を決め、俺の母親である若菜さんの顔を見て笑った




今後も宜しくお願いします、と意味を込めて















ーーさて、俺の物語を始めよう

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