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第一夜



















《お父さん、お父さん、なんか変なのが見えるよ?あれ、なぁに?》









《…お前、コイツらが見えるのか?》










《うん、見えるよお父さん
ねぇねぇ、お友達になってもいいの?》









《今はなっちゃいけないぞ?》











《どうして?お父さん》











《連れていかれるかもしれないだろ?
いいのか?燐や雪男、お父さんにも会えなくなるかもしれないんだぞ?》











《やだ!いなくなっちゃうなんてやだ!
じゃあ、どうすればいいの?お父さん…》













《なら…お父さんと一緒に戦うか?》













《戦……う…?》












《そうだ、燐や雪男を守りたくないか?》











守る…?

りんとゆきおを守れるの…?

あけり、強くなれるの…?

みんなを、こわいものから守れる…?









《お父さんも、守れる…?》









《!?》









《強くなれるの…?》










《…ああ、お前ならきっとなれる》










《じゃあ、なるよ!りんもゆきおもお父さんも、みんな守れるように強くなる!!》










《そうか……そりゃあ楽しみだ!》






















そういって笑ったお父さんの顔は、とっても輝いていて……

太陽みたいだった



…今はもう、会うことが出来ないけど

…天国で、しっかり見ててくれよな

…あとーーー









約束、守れなくてごめんね











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あきゅろす。
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